ペンギンに牛の救出劇 12月のNZ動物ニュース

今月も動物たちの救出劇が繰り広げられたニュージーランド。そして今年の顔、ブルームフィールド保険局長にちなんで名付けられたキウイのニュースをお届けします。

防波堤から小さなペンギンを救出

北島の一番下にある首都ウエリントンから車で一時間ほど北に行ったカピティの沿岸地方で、防波堤の穴に落ちたコガタペンギンが救出されました。

穴に落ちて動けなくなっていたペンギンを地元の人が発見。地元で野生動物の多様性を守る活動をしている環境保護の専門家に連絡し、救出劇が繰り広げられました。専門家によると、防波堤の土壌浸食によってできた穴に、海岸に降りようとしていたペンギンが落ちてしまったそう。

ペンギンを救出した地元の環境保護コンサルタントのAndy Mackay(アンディ・マカイ)さんは、家で鶏を捕まえるために使っている網を持参したものの穴が小さすぎて使えず、腕を深く穴に入れ、もちろん素手では噛まれてしまうため、革の手袋をはめて無事ペンギンを救出。

このあたりにコガタペンギンがいることを知ってはいても、なかなか日中に遭遇することは困難なため近所の人たちにとっても珍しいハプニング。近所の人たちが、救出劇を見守りました。

18頭の牛を川から救出!

普段は急病人や交通事故で呼ばれる消防士たちが、18頭の牛が川から上がれないとの通報を受け駆けつけました。

牛たちは4mほどの土手を上がることができず、固まって川の中で立ち往生。どこにもいけない状態でした。そこで消防士たちは牛たちが土手を上がれるよう、12トンの掘削機を使って2メートルの深さに溝を掘り、牛たちが通れる道を作りました。溝を掘ったものの、泥にはまって動けなくなった牛たちを押したり引っ張ったりと大騒動。やっと18頭を川から引き上げることに成功しました。

なぜ川の中で18頭の牛が動けなくなっていたのは謎のままですが、どうも何かに驚いてフェンスを破り、牧場から逃げたよう。10時間ほど川に浸かっていたのではと推測されています。牛たちはぐったりした様子を見せながらも、陸に上がるとすぐに草を食べ始めたとのこと。

消防士たちは前日、交通事故現場で車から人を救出する現場にいたばかり。普段人ばかりを相手にしている中、牛の救出はちょっとした嬉しい変化だったよう。45年消防士として活躍しているベテランのKampmanさんは

牛や羊、あと犬などの救出はあったが、これのほどの数の牛の救出はいままでなかった出来事だ

と語っています。

ブルームフィールド保険局長がキウィと対面

ブルームフィールド保険局長といえば、まさに今年のNZの顔ともいうべき人物。ニュージーランドで新型コロナウイルスの感染が確認され、厳しいロックダウン中も毎日テレビで会見、ニュージーランドの感染情報を伝えました。

今年はそんなブルームフィールド保険局長にあやかり、名付けられた動物たちがたくさん。

 

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こちらはニュージーランドに生息する鳥、Kea。道で弱っていたところを救出され、ブルームフィールドと名付けられました。

そして9月に生まれたニュージーランドを代表する鳥、キウィにも”Bloom”と名付けられた子が。無事に成長し、先日ブルームフィールド保険局長と対面。自然に返されました。

Bloomはロトルアにある国立のキウイ保護施設、National Kiwi Hatchery(国立キウイ孵化施設)で生まれました。この施設では今までに2000羽以上のキウイを孵化させています。野生のキウイはたった5%しか成鳥隣らない過酷な環境。ですがここではなんと95%が無事成長し、体重が1Kgとなったところで自然に返されます。

ブルームフィールド保険局長は妻と3人の子供たちと一緒に、成鳥したBloomと対面。自然に返される場に立ち会いました。

ブルームフィールド氏は

今年は滅多におこらないことがたくさんあったがこれ(Kiwiが自分にちなんで名付けられたこと)もその一つ。

と語り、

ニュージーランドの将来を、観光業の視点から考えてもキウィのための事業はとても重要になってくると思う

と、キウイの保護に携わる人たちを労いました。

※現在Webサイトではイギリスのハリー王子とメイガンが訪れたさいの写真が掲載されています。

他の人にも教える!

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当サイト「ニュージーランドワインラバーズ」は一般社団法人日本ソムリエ協会 認定 ソムリエで飲食店「ボクモ」のオーナー岩須直紀が全記事を監修、一部執筆しているNZワインの専門サイトです。