インスタ映えはもういらない NZの観光キャンペーンが話題に

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ニュージーランドの観光に関するマーケティングやプロモーションを行う組織、Tourism New Zealand(ツーリズムニュージーランド)が、“インスタ映えはもういらない、新しいことしようよ。”と、インスタ映えする写真に夢中になる観光客を皮肉ったキャンペーンをスタートし、話題になっています。

“インスタ映え”を取り締まり

こちらのキャンペーンビデオでは、レンジャー(監視員)に扮したNZのコメディアン、トーマス・セインズブリーが、“インスタ映え”をする写真を撮影するのに夢中になっている観光客たちを取り締まる様子がコミカルに描かれています。

観光スポットでよく見かける、ありきたりなポーズや、“いかにも”というようなインスタ映えの写真をSNSでシェアするよりも、何か新しいものをシェアしようと呼び掛けています。

こちらの動画は観光を楽しむことよりも、映える写真を撮影することに夢中になって、自らを危険に晒してしまう観光客を題材にしたもの。

「ニュージーランドにはSNS映えを意識せずとも、たくさん素晴らしいものがたくさんあるよ」ということで、Kiwi(ニュージーランド人)たちが、新しくやってみたいことをインタビューした動画も公開しています。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国境が閉鎖されたままのニュージーランド。大打撃を受けている観光業を救うために、Kiwiたちに国内旅行を促すキャンペーンが積極的に行われています。

キャンペーンが海外でも話題に

このキャンペーンは、海外のメディアでも話題になりました。

CNNは“ニュージーランドは、あなたのインスタの写真に飽き飽きしている”とし、

New York Timesは、ニュージーランドの「観光業界事情」についても取り上げています。

この記事によるとニュージーランドの観光市場は約3.3兆円。NZの人口500万人のうち、23万人が何かしら観光に関わる仕事をしています。

2018年から2019年の間には約380万人の海外観光客がニュージーランドを訪れました。海外観光客は国内観光客の約3倍、消費をするとされていて、パンデミックによる海外からの観光客のロスを国内で賄うのは困難ですが、昨年の6月から10月にかけ、前年と比べて国内旅行が12%増加しているそうです。

国境閉鎖は解けるのか・・・?

ニュージーランドに訪れたい人たちだけではなく、観光業に携わる人からも「国境閉鎖の解除」が待たれています。しかし、その解除が行われる日はまだまだ先になりそうです。

ニュージーランドのアーダーン首相は、

ほとんどのニュージーランド人がワクチンを接種するまでは、国境閉鎖解除はありえない。

と語っています。

今月中には、空港や入国者の隔離施設など、海外からの入国者と接触する機会のある施設で働くスタッフからファイザーのワクチンの接種が開始される予定。国内全ての人々にワクチンが行き渡るのは、今年の後半頃になると予想されています。

ニュージーランドでは2月11日現在、市中感染はたった1名。それ以外では、海外からの入国者(隔離処置中)の53名に陽性が確認されています。

おまけの英語レッスン

最後に、ちょっとだけ英語レッスンを。

キャンペーン動画の最後には、こちらのキャッチコピーが出てきます。

Please don’t travel under the social influence

これを直訳すると、

「ソーシャルメディアの影響下で旅行しないで」

となります。

この “under the social influence” という表現は、飲酒運転などについての文脈で使われることの多い “alcohol influence(アルコールの影響)” という言い回しを、言い換えた表現になっています。

“alcohol influence”を使った例文は、下記のとおり。

Don’t drive under the alcohol influence

「アルコールの影響下で運転してはだめ」という意味になります。

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
株式会社デック 取締役
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