年末恒例、今年の“鳥”決定…!?ニュージーランド春の動物ニュース

年末恒例、今年の"鳥"決定…!?ニュージーランド春の動物ニュース

南半球に位置するニュージーランド。今の季節は初夏で、徐々に夏に近づいています。今回は、そんなニュージーランドの「春」に起こった動物ニュースをお伝えします。

まずはじめにお伝えするのは、「バード・オブ・ザ・イヤー」の発表の話題から。

鳥王国のニュージーランドでも、なんと半数の鳥類は何かしらの危機に直面していると言われています。このバード・オブ・ザ・イヤーは、そんな鳥たちにスポットをあて、野鳥に対する認知度を高めるために行われています。

このバード・オブ・ザ・イヤーには多くの鳥たちがノミネートされ、Webからの一般投票によって選ばれますが、今年1位に輝いたのはどんな鳥だったのでしょうか・・・?

第1位は、鳥・・・・?

森林と鳥を守る国の組織、Forest & Birdが主催するニュージーランドのバード・オブ・ザ・イヤーは10月にWebサイトで投票が行われました。

その結果、2021年の1位に選ばれたのはこちら・・・!

 

この投稿をInstagramで見る

 

Forest & Bird(@forestandbird)がシェアした投稿

ええっ、これって・・・コウモリ・・・!?

そうなのです、“バード・オブ・ザ・イヤー”という名前であるのに選ばれたのは、ニュージーランド固有種の、Long-tailed bat(ロング・テール・バット)、マオリ語でpekapeka-tou-roa(ペカペカ・トウ・ロア)と呼ばれるコウモリです。

コウモリは陸生哺乳動物なのですが、このロング・テール・バットを含む2種のコウモリだけは、ニュージーランド固有の陸生哺乳動物。

今回、鳥ではないコウモリが選ばれましたが、Forest & Birdの広報担当によると、

コウモリ・オブ・ザ・イヤーだと、2種類しかいなくて面白くないし

とのことで、鳥とひとくくりにしてしまったそうです。

しかし、この企画のおかげで、ニュージーランドに固有種のコウモリがいることが広く知られるようになったのではないでしょうか。

今季は、卵のクロースアップが!

ニュージーランドニュースでもたびたびお伝えしている、アルバトロス(アホウドリ)の生息地オタゴ半島から近況です。

今年の初めからライブ配信を通じてずっと見守っていたアルバトロスの雛たち。9月末に巣立ってしまい寂しく感じていたのも束の間、早速2021/2022年の繁殖シーズンがスタートしました。

139羽のアルバトロスたちが生息地で確認され、そのうちの72羽が卵を温めています(アルバトロスのつがいは共に卵をあたため、子育てします)。

こちらは2019/2020年に配信されていた雛、Atawhai(アタファイ)を育てたYRKOGK

アルバトロスは二年おきに子育てをするため、また今シーズン元気な姿をみせてくれました。上の動画から、二人が卵を温める役を交替する姿が見られます。卵も確認できますね。巣もかなり綺麗に作られていてはっきりと形がわかります。

卵は来年1月末には孵化する予定。今年は何羽の雛が誕生するのでしょうか・・・?

2020/2021年シーズンの配信の主役Tiakiのハイライトが、配信の協力をしているコーネルラボのチャンネルで公開されています。

世界一小さなペンギンもライブ配信中

世界に生息するペンギン全種類の、半分がいる「ペンギン王国」ニュージーランド。

その中でも世界で一番小さいペンギンKororā(コロラ)の赤ちゃんも、ライブ配信で見ることができるようになりました。Little penguin(日本語でコガタペンギン)とも呼ばれるKororāは、体長が35〜45cm、体重が1Kgほどにしかならない小さなペンギン。

この春から首都ウェリントン沖の巣にカメラが設置され、You Tubeでの配信がはじまりました。

Kororāはニュージーランド中の海岸に住んでいます。

しかし、そんなに数は多くなく、かつ夜行性。このことから人に気づかれないこともしばしば。ライブ配信を通して一人でも多くの人に、実は近くにいるかもしれないこのコガタペンギンを、実際に身近に感じてほしいという狙いがあるそう。

ちなみにコガタペンギンのつがいも基本的には生涯添い遂げますが、人間の泥沼離婚のようになって別れてしまうこともあるそうです。

一度子作りに成功すると、毎年同じ巣に戻ってきます。割となんでも巣にしてしまうようで、海の近くにある洞穴や岩の裂け目、丸太の下だけでなく、建物やパイプ、そして人間が作った巣箱にも巣を作ります。

今回ライブ配信されているのは、人間が作った巣箱にいる雛。

コガタペンギンはとってもおしゃべりとのことなので、巣の中で賑やかに鳴く声が聞こえるかもしれません。

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
株式会社デック 取締役
Facebook

他の人にも教える!

ストップ! 20歳未満飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。のんだあとはリサイクル。

当サイト「ニュージーランドワインラバーズ」は一般社団法人日本ソムリエ協会認定ソムリエで、飲食店「ボクモ」のオーナー岩須直紀が全記事を監修、一部執筆しているNZワインの専門サイトです。


NZワイン専門店 ボクモワイン
お酒に関する情報|国税庁
未成年者の飲酒防止の推進|国税庁
在ニュージーランド日本国大使館
在日ニュージーランド大使館