ナチュラルワインの代表格「マヒ」のワインセット3種、販売スタート!
2022.02.24
ニュージーランドワインラバーズが運営する「ボクモワイン」では、ワイナリー「マヒ(Mahi)」のセット商品の販売を開始しました。
「マヒ」は僕が、現地を訪れて、そのつくりの素晴らしさを実感したワイナリーのひとつです!
ニュージーランドでは、多くの生産者が「サステイナブル」な環境でワインづくりを行っていますが、いわゆる「自然派ワイン」の生産者は多くはありません。そんな中、厳格なルールに則った「バイオダイナミック(ビオディナミ)農法」でぶどうづくりをする生産者の代表格が、この「マヒ」です。
マヒは、世界的に有名なマスター・オブ・ワインのジャンシス・ロビンソンからニュージーランド・ワイナリーのトップ4に選ばれるなど、ワイン業界の中でも非常に注目を集めています。
そんなマヒのワインセットを3つ作りました!
【マヒの代表作3本セット】
- マヒ マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2018
- マヒ マールボロ シャルドネ 2018
- マヒ マールボロ ピノ・ノワール 2018
マヒの代表的なワイン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールの3種をセットにしました。
いずれも、複雑な旨みがしっかり含まれるナチュラルワインです。
【マヒの上位キュベ3本セット】
- マヒ バウンダリーファーム ソーヴィニヨン・ブラン 2017
- マヒ ツインヴァレーズ シャルドネ 2016
- マヒ ワード ファーム マールボロ ピノ・ノワール 2014
上記の定番の3本も複雑な味わいをもつワインですが、このセットでは、さらに限られた小さな畑のみのぶどうを使った上位のキュベをセレクト。
マヒが追求する「この土地ならではの個性」が存分に発揮されたワインばかりです。
シンプルなNZワインとは一線を画す、複雑な要素満載の味わいです!
【マヒのナチュラルワイン6本セット】
- マヒ マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2018
- マヒ マールボロ シャルドネ 2018
- マヒ マールボロ ピノ・ノワール 2018
- マヒ バウンダリーファーム ソーヴィニヨン・ブラン 2017
- マヒ ツインヴァレーズ シャルドネ 2016
- マヒ ワード ファーム マールボロ ピノ・ノワール 2014
基本のソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールの3種に、それぞれの品種の上位キュベ3種を加えた6本セットです。
自然派ワインが好きな方はもちろん、他とは違う個性を持ったNZワインをお探しの方には、おすすめしたいセットです!
どのワインも、醸造家ブライアン・ビックネル氏の「バイオダイナミック農法」「手摘み収穫」「野生酵母による発酵」「ノンフィルター」というこだわりが貫かれ、畑の個性が表現されています。
それでは各ワインについて、詳しくご紹介します!
マヒ マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2018の商品情報
ワイナリー名 | マヒ |
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ぶどう品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
産地 | マールボロ |
ヴィンテージ | 2018 |
香り | パッションフルーツ、グレープフルーツ、 ドライハーブ |
アルコール度数 | 13.5% |
【酸味】弱い ★ ★ ★ ★ ☆ 強い
【甘辛】甘口 ★ ★ ★ ☆ ☆ 辛口
ソーヴィニヨン・ブラン特有のフレッシュな香りに、樽や野生酵母の要素が組み合わさった、複雑な味わいの一本。
柑橘の良い香りが中心にありながら、白い花やハーブ、スパイスの存在感もしっかりあります。
旨みが強く、ひとくちの満足度が高いワインです。
マヒ マールボロ シャルドネ 2018の商品情報
ワイナリー名 | マヒ |
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ぶどう品種 | シャルドネ |
産地 | マールボロ |
ヴィンテージ | 2018 |
香り | 白桃、アンズ、アーモンド |
アルコール度数 | 13.5% |
【酸味】弱い ★ ★ ★ ★ ☆ 強い
【甘辛】甘口 ★ ★ ★ ★ ☆ 辛口
シャルドネは、もとの味わいがシンプルだけに、つくり手の考え方がダイレクトに反映される品種。
マヒのシャルドネは、野生酵母や樽によって生まれた「複雑な味わい」が魅力です。
このワインは、フルーツのフレッシュさと、ローストしたナッツのような香ばしさが見事に同居しています。口に含むと、心地良いフルーツの酸味とクリーミーさがあり、舌触りはとてもまろやかです。
マヒ マールボロ ピノ・ノワール 2018 の商品情報
ワイナリー名 | マヒ |
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ぶどう品種 | ピノ・ノワール |
産地 | マールボロ |
ヴィンテージ | 2018 |
香り | カシス、ラズベリー、クローブ |
アルコール度数 | 13.0% |
【酸味】弱い ★ ★ ★ ☆ ☆ 強い
【渋み】弱い ★ ★ ★ ☆ ☆ 強い
【重さ】軽い ★ ★ ★ ★ ☆ 重い
この2018ヴィンテージは、前年と比べてかなり優しい印象です。
赤いベリー系の風味だけでなく、クローブやリコリスのような香りがあり、味わいにも奥行きをしっかりと感じます。
フルーティーな味わいと、その奥にあるじんわりとした柔らかな旨みの調和は、お見事。
酸化の具合によって表情が変わってくるので、開けてから少なくとも3日は変化が楽しめるワインですね。
マヒ バウンダリーファーム ソーヴィニヨン・ブラン 2017 の商品情報
ワイナリー名 | マヒ |
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ぶどう品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
産地 | マールボロ |
ヴィンテージ | 2017 |
香り | 洋梨、ドライハーブ、アーモンド |
アルコール度数 | 14.0% |
【酸味】弱い ★ ★ ★ ★ ☆ 強い
【甘辛】甘口 ★ ★ ★ ★ ☆ 辛口
境界を意味する「バウンダリー」。その名のとおりこのワインは、街の南西部のいちばん端にある、日照量が豊富な畑でとれたぶどうを使用しています。
化学的な添加物は一切加えず、オーク樽の中で野生酵母を使用し発酵。樽熟成の後、無清澄、無濾過で瓶詰めされています。
トロピカルフルーツのアロマとドライハーブの香りが印象的で、凝縮されたフルーツ感があります。旨みは非常に強く、余韻も長いです。
マヒ ツインヴァレーズ シャルドネ 2016 の商品情報
ワイナリー名 | マヒ |
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ぶどう品種 | シャルドネ |
産地 | マールボロ |
ヴィンテージ | 2016 |
香り | すもも、はちみつ、アーモンド |
アルコール度数 | 13.5% |
【酸味】弱い ★ ★ ★ ☆ ☆ 強い
【甘辛】甘口 ★ ★ ★ ★ ☆ 辛口
小さな区画「ツインヴァレーズ」は、石と粘土の土壌で、水はけと水分保持のバランスが良く、ぶどう栽培に適した畑です。
涼しいエリアであるため、ぶどうはゆっくりと熟成し、濃密な味わいのシャルドネが収穫されます。
化学物質を加えずに木樽で醸造、樽熟成をへて完成したこのワインは、熟したスモモや桃のアロマに、ローストしたアーモンドやバターの香りが心地よく調和しています。
味わいのボリューム感があり、飲み込んだ後もじんわりとした旨みが長く続きます。
マヒ ワード ファーム マールボロ ピノ・ノワール 2014 の商品情報
ワイナリー名 | マヒ |
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ぶどう品種 | ピノ・ノワール |
産地 | マールボロ |
ヴィンテージ | 2014 |
香り | カシス、クローブ、カカオ |
アルコール度数 | 13.5% |
【酸味】弱い ★ ★ ★ ☆ ☆ 強い
【渋み】弱い ★ ★ ★ ★ ☆ 強い
【重さ】軽い ★ ★ ★ ★ ☆ 重い
マールボロの中で最も南に位置する「ワードファーム」は、とても手入れの行き届いた特別な畑。
ここに植えられている3種のピノ・ノワールのクローンそれぞれの持ち味をいかし、バランス良く配合されているのがこのワインです。
ブラックベリーやアメリカンチェリーの黒系果実の香りと、野生酵母に由来する複雑なアロマ、15ヶ月の樽熟成による香ばしさが渾然一体となって、ワイルドで豊かな旨みを生み出しています。
ちなみに、この「マヒ(Mahi)」という名前には、NZの先住民族であるマオリ族の言葉で「手工芸品」という意味が込められています。
作り手の思いがこもった手作りのワインを、ぜひお試しください!
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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