「イースターうさぎと歯の妖精はお仕事継続」アーダーン首相が子供達にメッセージ

ニュージーランドで新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ロックダウンがスタートしてから2週間が過ぎようとしています。

このロックダウンはかなり徹底したもの。Essential(必要不可欠)とカテゴライズされたビジネス以外は全てシャットダウン。同じ家に住む人以外との交流が一切禁止されています。

4月8日現在、ニュージーランドの陽性患者は1210名(陽性と思われる未確定者241名含む)。ロックダウンがスタートした3月26日からこの2週間弱、感染者の総数は増え続けているものの、1日の感染者数が、89人が最高、少ない日だと60人以下に抑えられている日もあり、ほぼ横ばい、ここ数日を見ると減少傾向にあります。

ロックダウンがスタートして2週間は経たないと明らかな効果は見えてこないとも言われており、かつ、ロックダウンされていなかったら、今の3倍が感染しているだろうとの予想もあるため、概ね対策は順調に進んでいるようです。

何より死亡者が一人だけに抑えられているのは不幸中の幸い。このロックダウン、はたして4週間で終わるのか、はたまた延長されるのかはまだまだわからない状態ですが、とにかく油断してはいけない状況であるのは間違いありません。

そんな中、ニュージーランドからはほっこりするニュースも聞こえてきています。

4月12日はイースター。今年のイースターバニーたちは??

もうすぐキリスト教の祝日、イースターがやってきます。イースターは、十字架にかけられたイエス・キリストが亡くなって三日目に復活したことを記念するお祭りで、キリスト教では一番大事なお祭りとされています。

イースターでは、豊かさのシンボルとされるたまごが飾られます。元々は実際にゆでたまごが使われていましたが、近年ではたまごの形をしたチョコレートが定番。

 

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こんな感じでイースターの前にはたくさんのたまご型チョコレートがお店に並びます。

そして、このイースター・エッグは、イースターバニーと呼ばれるウサギが運んでくるとされています。イースター・エッグは庭などに隠され、それを探すのがイースター・エッグハントと呼ばれる、子供達が楽しみにしているイースターの習慣なのです。

でも今年4月12日のイースターはロックダウンの真っ最中。どうなってしまうのでしょうか。

そんな子供たちの心配に、ジャシンダ・アーダーン首相が直々に定例会見で回答しました!

ロックダウン中も稼働できる、必要不可欠な職業に認定!

Easter Bunny ‘essential worker’, says PM(首相、イースターバニーは必要不可欠と会見)

“You’ll be pleased to know that we do consider both the Tooth Fairy and the Easter Bunny to be essential workers, but as you can imagine at this time of course they are going to be potentially quite busy at home with their family as well and their own bunnies.

「歯の妖精とイースターバニーも、Essential work(必要不可欠な職)となりますので安心してくださいね。でもこの状況だと、うさぎたちもそれぞれがおうちで家族と過ごしていて忙しいかも。」

ちなみにこのメッセージの中にあるTooth Fairy(歯の妖精)は、西洋文化でよく子供達に語られる「歯が抜けたらそれを枕の下に置いて眠ると、歯の妖精がそれを取りに来てくれる、というもの。

“And so I say to the children of New Zealand if the Easter Bunny doesn’t make it to your household, then we have to understand that it is a bit difficult at the moment for the Bunny to perhaps et everywhere.”

「なのでニュージーランド中の子供たちに伝えたいのですが、もし今年はうさぎさんたちが皆さんのところに来なくても、今は少し、うさぎさんたちもいろいろなところに行くのが難しい状況なんだと理解してあげてくださいね。」

この心温まるアーダーン首相のメッセージは、ニュージーランド国内だけでなく、BBC、CNN、NYタイムズ、ワシントンポストといった世界の大手メディアでも取り上げられ、話題となりました。

今年のイースターはアーダーン首相から新たな提案が

「イースターバニーたちがイースター・エッグを届けに来られないかもしれないので、今年はみんなでイースター・エッグハントの準備をしましょう。」

アーダーン首相はこう国民に提案。

みんなでイースター・エッグの塗り絵を窓に貼り、子供達が近所を散歩したりする時にイースター・エッグハントをできるようにしようというもの。

首相は早速、メッセージとともにイースター・エッグの塗り絵を自身のインスタグラムで公開。

 

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早速それらに色が塗られ、#nzegghuntというハッシュタグでシェアされています。

#nzegghunt

今回のロックダウンが始まってから、ニュージーランド国内では、家の窓際にくまのぬいぐるみが置かれています。それを子供達が見つけるというゲームなのですが、今回はイースター・エッグのイラストがそれに仲間入り。

 

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ロックダウンという厳しい状況の中でも、楽しみを見つけ出しているKiwiたち。ロックダウンが予定通り4週間で終了することを心から願います。

この記事の筆者

石黒

石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
株式会社デック 取締役
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