ダン・カーターがNZラグビー界復帰!Bluesに交代要員として合流

ダン・カーターは2015年のラグビーW杯を制したあと、フランスそして日本でプレー。日本では神戸製鋼で活躍し、今年ニュージーランドに帰国していました。

Bluesへは激安で合流!

ダン・カーターはAll Blacksの10番スタンドオフとして活躍、ワールドラグビー年間最優秀選手賞を3回も受賞。歴代All Blacksの歴代最高選手に名が上がるほどの伝説的選手。とはいえ、選手層の厚いニュージーランドで、38歳のカーターに与えられたのは短期間のReplacement Player(負傷した味方のプレーヤーと交替するプレーヤー)としての加入。

そのため、選手としての給料も、週に1800NZドル(日本円で約13万円)と激安!シーズンが10週間なのでフルで選手登録されたとしても180,000NZドル(約130万円)。神戸製鋼との契約金が2百万NZドル(日本円で約1.4億円)だったため、選手としては大幅な収入ダウンとなります。

Super Rugby Aotearoa: Dan Carter set to take staggering salary cut to sign with Blues(ダン・カーター、収入大幅カットでブルースに加入)

しかし、ダン・カーターの加入は若手の育成にもいい影響を与えることは間違いなし。彼のラグビープレイヤーとしての知識や技術が若手に受け継がれることを期待されています。

ビデオの中では今シーズンからBluesに加入した、All Blacksのスター選手、Beauden Barrett(ボーデン・バレット)と談笑するカーターの姿も写っています。

Super Rugby Aotearoaは6月13日開幕!

Super Rugbyは

  • 南アフリカ共和国 (SA)
  • ニュージーランド (NZ)
  • アルゼンチン (A)
  • オーストラリア (AR)

の四カ国のラグビーチームが参加し、毎年2月から7月に渡って開催されるラグビーの国際リーグ戦。

各国の頭文字を集めて名付けられた”SANZAAR”によって運営されています。

しかし、今年は新型コロナウイルスの影響により中止に。

その代わり各国が国内のみでの大会を開催するということで、ニュージーランドでは他の国に先駆けて、”Super Rugby Aotearoa(スーパーラグビーアオテアロア)”と名付けられた大会が6月13日からスタートします!

このAotearoaは、ニュージーランドの先住民マオリの言葉で、英語と並んで国の公用語にもなっているマオリ語でニュージーランドという意味。

いろいろな意味があるとされていますが、AotearoaというのはMaori語で”land of the long white cloud”(長い白い雲の土地)を指す、というのが一般的に知られています。

この、Super Rugby AotearoaにはSuper Rugbyに参戦しているニュージーランド国内の、Chiefs(チーフス)、Crusaders(クルセイダーズ)、Highlanders(ハイランダーズ)Hurricanes(ハリケーンズ)そして今回ダン・カーターが加入したBlues(ブルース)の5つのチームで戦われます。

ちなみにダン・カーターは、Super Rugbyで24回中10回の優勝を誇るNZ最強チーム、Crusaders(クルセイダーズ)でずっとプレイしていたので、今回のBluesへの加入はCrusadersファンにとってはちょっと複雑かも・・・

ちなみに新型コロナウイルスの影響で、日本のラグビートップリーグ2020は中止に。

 ジャパンラグビー トップリーグ2020 大会中止のお知らせ

最高の盛り上がりを見せた日本でのワールドカップ後初めてのシーズンだったのに残念なことになりました・・・ 昨年のラグビーワールドカップでAll Blacksのキャプテンだったキアラン・リードがトヨタベルブリッツに加入するなど、楽しみもあったのに。来年は無事開催できますように!

この記事の筆者

石黒
石黒 沙弥
高校・大学時代を過ごしたNZを故郷と愛する。購入するワインは100%NZで、常備しているのはSILENIのソーヴィニヨン・ブラン。マーマイト大好き。歴代彼氏の半分以上がKiwi。
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