2020年ニュージーランド・ヌーヴォー、7月より各ワイナリーが販売開始!

南半球にあるニュージーランドから、その年収穫されたばかりのぶどうを使った「ニュージーランド・ヌーヴォー」が日本に続々と届いてます。今年も7月から各ワイナリーのヌーヴォーが販売スタートしています。

ワイン乾杯

「ヌーヴォー」とは、フランス語で「新しい」という意味。ワインの世界では「その年に収穫したぶどうを使った新酒」を指します。

つまり「ニュージーランド・ヌーヴォー」とは、今年収穫したばかりのぶどうでつくったフレッシュなNZワインです。

北半球に位置するヨーロッパやアメリカなどワインの主要生産国では、ぶどうの収穫時期が8〜10月という産地が多いのに対し、季節が逆のNZでは2〜4月が収穫のピークであるため、世界の中でも早い時期にその年のワインが出荷される国のひとつに挙げられます。

そんな「ニュージーランド・ヌーヴォー」には、NZワインならではの魅力がいっぱい詰まっています。

まず、NZワインの7割以上を占めるソーヴィニヨン・ブランは、パッションフルーツやトロピカルフルーツなどの弾けるような果実味と、清涼感たっぷりシャープな酸が特徴。ソーヴィニヨン・ブランは、瓶詰めからあまり時間が経っていない、フレッシュ状態でこそ、その個性を発揮する品種とも言われています。ヌーヴォーはまさにできたてホヤホヤ。その魅力的な香りと味わいが存分に楽しめるというわけです。

また赤ワインの主要品種である「ピノ・ノワール」でも新酒はつくられます。こちらは、赤いベリー類の香りがとても親しみやすく、少し冷やして飲むのにぴったりな赤ワインです。

いずれも、どちらかと言えば、アウトドアやオープンテラスなど、太陽の下で飲みたくなるようなタイプのワイン。日本に夏に輸入されることは、まさにワインと季節がぴったり合っていると言えるでしょう。

2020年のヴィンテージ(ぶどうが収穫された年)は、新型コロナウイルスの影響もあり生産者達にとっては苦境の年でした。しかし、ぶどうに影響を与える気候などは、理想的な条件が揃った1年だったようで、大きな期待ができそうです。

本記事では、リーズナブルでありながら高品質なNZワインとして定評のある2つのワイナリー「シレーニ」「ヴィラマリア」のヌーヴォーを中心に、最新情報をお届けします!

「ニュージーランド・ヌーヴォー」の定義など

白ワインイメージ

“ヌーヴォー”と聞いて、多くの人がまず最初に思い浮かべるのが、フランス(ボージョレ地区)の「ボージョレ・ヌーヴォー」ではないでしょうか。毎年11月の第3木曜日午前0時から世界で一斉に販売が開始されることでも知られていますよね。また、販売解禁日以外にもボージョレ・ヌーヴォーとして販売されるワインには、ワインに使用するぶどう品種をはじめ、製法にも細かいルールが定められています。

一方、「ニュージーランド・ヌーヴォー」と呼ばれるワインには、実は国による明確なルールや定義がありません。それぞれのワイナリーが、消費者に新酒(収穫されたばかりのぶどうを使ったワイン)であることを分かりやすく示す目的で「ヌーヴォー」というネーミングが使われています。

解禁日に関してもNZの場合は特に決まりはありません。

ですので「ニュージーランド・ヌーヴォー」という呼び名はあくまでキャッチコピーのようなものだと捉えておくといいでしょう。

7/1より、シレーニ・ヌーヴォー販売解禁!

シレーニ・ヌーヴォー

引用元:エノテカオンラインショップ

日本に輸入されるNZワインの中で上位の輸入量を誇る「シレーニ」では、7月1日よりヌーヴォーが販売解禁されました。シレーニのシニア・ワインメーカー、ケーン・コギル氏は、2020年ホークス・ベイ地方のぶどうの出来に関して

年間を通して例年より暖かく乾燥した気候で、理想的にブドウが成熟。赤白共に完璧なコンディションで収穫ができたことにより、フレッシュでいきいきとしたアロマティックなワインに仕上がった。

(引用元:エノテカオンラインショップ

とコメントしています。

シレーニから販売されるヌーヴォーは、ソーヴィニヨン・ブランピノ・ノワールの2種。贈り物にもぴったりな、2本をセットにしたギフトボックスも販売されています。

先述の通り、一口に「ニュージーランド・ヌーヴォー」と言ってもその製法に特に決まりがあるわけではありません。ですが、シレーニの場合はヌーヴォー用に特別な製法でワインがつくられています。そのため通常のヴィンテージのワインとヌーヴォーの違いがより明確に感じられるはずです。

シレーニ・ヌーヴォー ソーヴィニヨン・ブラン

シレーニ・ヌーヴォー白

引用元:エノテカオンラインショップ

ワイナリー シレーニ・エステート(Sileni Estates)
地域 ホークス・ベイ
品種 ソーヴィニヨン・ブラン
収穫年 2020年
アルコール 12.5%
おすすめ料理 サーモンサラダ、夏野菜、シーフード
希望小売価格 1,900円(税別)

シレーニでは通常、ソーヴィニヨン・ブランは南島のマールボロ産のぶどうを使用していますが、こちらのヌーヴォーには北島のホークス・ベイ産のぶどうが使われています。

ワインの製法としては、まずステンレスタンクでぶどうの果皮を低温で短時間果汁に漬け込みます。そして、主発酵とマロラクティック発酵と言ってワインの中のリンゴ酸が乳酸に変わる発酵を行います。そうすることで、酸味がまろやかになり、香りと果実味を際立せてくれるのです。

ワインは、熟した桃やトロピカルフルーツ、柑橘系果実アロマに、爽快なハーブのニュアンスが重なり、果実味と酸のバランスが心地良い、軽やかなスタイルとなっています。

よく冷やして飲むことで、より一層際立つ香りを楽しむことができます。多少薄くなっても冷えたままのワインが良いという方は、氷を入れて楽しむのも悪くないでしょう。

シレーニ・ヌーヴォー ピノ・ノワール

シレーニ・ヌーヴォー赤

引用元:エノテカオンラインショップ

ワイナリー シレーニ・エステート(Sileni Estates)
地域 ホークス・ベイ
品種 ピノ・ノワール
収穫年 2020年
アルコール 12.5%
おすすめ料理 ポークソーセージのラグーニョッキ
希望小売価格 1,900円(税別)

ピノ・ノワールは、通常の製法でつくられたものに、ボージョレ・ヌーヴォーをつくる際にも行われる「マセラシオン・カルボニック」を行ったものが少量ブレンドされています。

マセラシオン・カルボニックは、簡単に言えば、密閉タンクにぶどうの房を潰さず入れ、炭酸ガスが充満した酸素の少ない状態でワインを発酵させる方法のこと。その方法でつくられるワインは、フレッシュな果実味と柔らかなタンニンを引き出し、アロマティックなスタイルに仕上がるのが特徴です。

チェリーやいちごなどのフローラルなアロマが鮮やかに香ります。口当たりは柔らかく、フレッシュかつジューシーな果実味。そして活き活きとした酸の余韻が、長く続きます。軽く冷やすとさらに美味しく味わえる、チャーミングな1本です。

▶エノテカオンラインショップ

7/1より、ヴィラマリア・ヌーヴォー販売開始!

ヴィラマリアヌーヴォー イメージ

画像提供元:木下インターナショナル株式会社

国内外から高い評価を受け、日本でも定番のNZワインといえる「ヴィラマリア」は、7月1日にヌーヴォーの販売をスタートしています。

販売される「ヌーヴォー」は、ソーヴィニヨン・ブラン1種。

ヴィラマリアのワインメーカーであるサイモン・フェル氏は、今年のマールボロ地方でつくられたソーヴィニヨン・ブランの出来について、

生育期のはじめは寒冷な気温により収量は減りましたがその後は比較的冷涼でとても乾燥したためきれいでフレッシュなアロマティックなワインが出来ました。フレッシュで若々しく親しみやすいソーヴィニヨン・ブランの味わいです。
(取材先:木下インターナショナル株式会社

とコメントしています。

プライベートビン ソーヴィニヨン・ブラン 2020

ワイナリー ヴィラマリア(Villa Maria)
地域 マールボロ
品種 ソーヴィニヨン・ブラン
収穫年 2020年
アルコール 12.5%
おすすめ料理 シーフードや白身の肉料理全般
希望小売価格 2,000円(税別)

ヴィラマリアのソーヴィニヨン・ブラン・ヌーヴォーには、マールボロ地方のワイラウヴァレーとアワテレヴァレーの、より早く成熟する区画のぶどうがブレンドされています。

収穫されたぶどうは破砕、圧搾された後48時間静置されます。その後、ぶどうの採れた地域ごとに異なったステンレスタンクで低温(12-14℃)発酵させて、最後にそれらをブレンドします。

ライチやパッションフルーツなど華やかな香りと、リンゴや柑橘類、トロピカルフルーツの素晴らしい果実味が感じられる、とっても夏らしいフルーティーなワイン。香りも味わいも華やかな辛口ソーヴィニョン・ブランです!

▶木下インターナショナル公式オンラインショップ「ポントヴィーニョ」

今年の夏は、フレッシュな「ニュージーランド・ヌーヴォー」を楽しもう!

ピクニック・白ワイン

世界の中でもいちはやく、今年収穫したぶどうでつくられたワインが味わえる「ニュージーランド・ヌーヴォー」。今年はコロナ禍で、届くかどうか心配していましたが、7月解禁のものは無事に日本に上陸することができました。

収穫して間もないぶどうで特別につくられたNZワインは、とにかくフレッシュ。フルーティーさと爽やかさが魅力であるNZワインの長所が引き立つスタイルです。

キリッと冷やした「ニュージーランド・ヌーヴォー」を飲めば、一気に夏気分が味わえるはず!

今年の夏は、ニュージーランドのフレッシュなワインを是非、試してみて下さいね。

この記事の筆者

NZワインラバーズ編集部

NZワインラバーズ編集部
NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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