リザーブワイン(Reserve wine)

「リザーブワイン」とは、主にシャンパーニュの用語として使用されることが多い言葉です。

シャンパーニュをつくる際、最新ヴィンテージのワインに、それよりも前につくられたワインをブレンドすることが多く、このブレンド用にとっておいたワインのことを「リザーブワイン」といいます。

比較的寒い産地であるシャンパーニュは、ぶどうの質を毎年安定させることが難しいとされていますが、保管しておいたリザーブワインを加えることで、毎年変わらない品質のシャンパーニュを製造することが可能になります。

ただ厳密にいうと「リザーブワイン」という言葉は、シャンパーニュ以外でも使われているワイン用語です。それは国によって、表記やルール、意味合いが異なります。

法的なルールがあるのは、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの国です。

国/表記 主なルール
イタリア/Riserva(リゼルヴァ) 該当のワインが、最低熟成期間を満たしていること
スペイン/Reserva (レセルバ) 該当のワインが、最低熟成期間を満たしていること
ポルトガル/Reserva(レゼルヴァ) アルコールの最低基準を満たすことや、瓶詰めにされていること

一方、フランス、アメリカ、チリなどの国には、法的なルールはありません。しかし一般的には、通常よりも長く熟成させたワインにこの言葉が用いられることが多いようです。

この記事の筆者

ボクモワイン
ボクモワイン編集部
ボクモワインの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています。

この記事の監修

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。

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