メゾン(maison)

メゾンとは、フランス語で「家」や「建物」という意味で、ワイン用語として使う場合は、主にシャンパーニュ地方のワイナリーを指します。

似たような言葉にボルドー地方の「シャトー」や、ブルゴーニュ地方の「ドメーヌ」がありますが、それらは、上記の地方でぶどうの栽培から醸造、熟成、瓶詰までを全て自分たちが行うワイナリーのことをいいます。

一方、シャンパーニュ地方のメゾンは、ボルドーやブルゴーニュに比べて大規模経営の会社が多く、多くのぶどうを農家から購入して醸造しています。このような大規模のシャンパーニュメーカーはグラン・メゾン(grand maison)とも呼ばれます。

シャンパーニュでは、買いぶどうを使うメゾンのことを「ネゴシアン・マピュラン(NM)」、自社畑で育てたぶどうを使用し製造までおこなうメゾンを「レコルタン・マニピュラン(RM)」と呼び分けており、ラベルにはその略号が記載されます。

この記事の筆者

ボクモワイン
ボクモワイン編集部
ボクモワインの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています。

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岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。

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