ヴァラエタルワイン(varietal wine)

「ヴァラエタルワイン」とは、“ぶどうの品種名”がラベルに記載されているワインのことです。

ワインの歴史が長いフランスをはじめとするヨーロッパ諸国では、ラベルには生産地の名前を最も際立たせて記載する方法が主流で、ラベルにぶどうの品種名が明記されないワインが多くありました。消費者は、ぶどうの品種を知らなくても、有名な産地の味わいを知っていれば、好みのワインを買うことができたわけです。

しかし、ワインの文化が次第に広まるにつれて、ワインの産地もヨーロッパ以外の世界各国へと拡大し、産地も多種多様となりました。従って、産地を見ただけで味わい想像することは困難になったのです。

そこで、消費者に味わいをわかりやすくために、ぶどうの品種名を前面に押し出したワインが登場しました。これをヴァラエタルワインと呼びます。

このヴァラエタルワインの登場によって、消費者はぶどう品種による味わいの違いを意識するようになり、自分の好みのぶどう品種でワインを選ぶ人が増えました。

最初にヴァラエタルワインで名を馳せたのは、アメリカのカリフォルニア。20世紀後半にはその他のニューワールドの国々(チリ、オーストラリア、ニュージーランド、日本など)にも広がっていきました。

 

この記事の筆者

ボクモワイン
ボクモワイン編集部
ボクモワインの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています。

この記事の監修

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。

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