オーバーストーン ソーヴィニヨン・ブラン 2019

レビュー日 | 2020.07.28 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | オーバーストーン(Overstone) |
品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
収穫年 | 2019 |
香り | ハーブ、森の下草、グレープフルーツ(控えめ) |
アルコール | 13% |
シーン | いろんな料理がでてくるホームパーティーに一本。 |
購入先リンク | ▶エノテカ オンライショップ |
希望小売価格 | 1,500円(税別) |


岩須
カジュアル路線で気軽に飲めるソーヴィニヨン・ブラン。さまざまな家庭料理と相性が良い、フードフレンドリーなワインです!
外観は薄い色合いで、透明感の強いグリーンイエロー。
注いだ時に少しガスのようなプチプチとした気泡があります。これは若いワインの特徴と言えるでしょう。
香りは優しいですね。
フルーティーさは抑えめで、ハーブのニュアンスが強いです。牧草のような、乾いた草を思い起こさせる香り。
マールボロのソーヴィニヨン・ブランの特徴であるグレープフルーツやパッションフルーツの香りは控えめなので、この香りだけではマールボロ産とは分からないかもしれません。
味わいは、トロピカルフルーツ、パッションフルーツなど熱帯系のフルーツのニュアンスを感じます。典型的なマールボロのソーヴィニヨン・ブランというよりは、酸味がやや落ち着いた熟したフルーツの味わい。
ただ、重いワインというわけではなく、口に入れたときのややピリッとした刺激がこのワインの清涼感につながっています。しっかり冷やして飲むのにいいですね。
NZワインのど定番ではないですが、「低価格でありながら、まとまった味わいのソーヴィニヨン・ブラン」です。
ワイナリー「オーバーストーン」について
「オーバーストーン(over stone)」は1890年代より続く、ニュージーランドでも有数の歴史あるワイナリー。現在はワイナリー「シレーニ エステート」のチーフワインメーカーでもあるグラント・エドモンズ氏が醸造チームのチーフとなり、高品質なワインを生み出しています。
NZの2大産地、北島のホークス・ベイ地方と南島のマールボロ地方にぶどう畑をもち、土壌や気候に合わせて最適な品種を栽培しています。
栽培されているぶどう品種は下記のとおりです。
- ホークス・ベイ地方…メルロー、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・グリなど
- マールボロ地方…ソーヴィニヨン・ブラン
また、ワインづくりは環境に配慮したサステイナブルな方法で行われ、基本的に全てが手作業。手摘みで収穫されたぶどうは、温度管理されたタンクで発酵した後、伝統的な製法で丁寧に樽熟成されています。
オーバーストーンの目指すワインは、ヨーロッパスタイルの「フードフレンドリー」なワイン。さまざまな料理と合わせやすい、クリーンなスタイルです。
ラベルに描かれているのは、積み重なった石。
これは「オーバーストーン(over stone)=石の上」という名のとおり、ワイナリーのぶどう畑の砂利質の土壌で積み重なった石が表現されています。
おすすめのペアリング
こういうボリューミーなワインには中華料理が良く合います。
サラダ、しゅうまい、唐揚げ…いろんな料理がでてくるホームパーティーに一本あれば、気楽に楽しめるでしょう。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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