シレーニ エステートセラーセレクション リースリング 2019

レビュー日 | 2020.08.12 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | シレーニ エステート(Sileni Estates) |
品種 | リースリング |
収穫年 | 2019 |
香り | 青りんご、オイル、柑橘系 |
アルコール | 11.5% |
シーン | 海鮮バーベキューに一本。しっかり冷やしてどうぞ! |
購入先リンク | ▶エノテカ オンライショップ |
希望小売価格 | 1,900円(税別) |


岩須
キリッとした酸味とジューシーな味わい。どなたでも楽しめる、ニューワールドリースリングのお手本のような一本です!
イエローグリーンの透き通った外観。ソーヴィニヨン・ブランよりは若干、緑色が強い印象です。
アルコール度数は11.5%と低めで、ディスクも薄く、ワインの涙もさらっとしています。
香りの印象は、一言でいうと「青りんご」ですね。
「青りんご」はリースリングの特徴香です。
ほのかにオイリーなニュアンスもあります。石油のような香り(ペトロール香)とまではいかないですが、ほんのりオイルを連想させるようなクセになる香り。
また、フレッシュな柑橘系の香りもあって、非常に爽やかですね。
ニューワールドリースリングのお手本のような、ずっと嗅いでいたくなる良い香りです。
味わいには、キリッとしたシャープな酸味と、香りから一直線に感じる青りんごのニュアンス。そして、はちみつのようなほんのりとした甘味があります。
少し甘味が残るのでジャンルは「オフドライ」ですね。
レモンやライムのような引き締まった酸味が非常に心地良く、しっかり冷やして飲むのがおすすめ。暑い夏の日に、ビール代わりにも良さそうですね。食前酒としてもOK。
全体的にはフルーツ感が強く、ジューシーさもあって、どなたでも楽しめるタイプのリースリングです。
ワイナリー「シレーニ エステート」について
「シレーニ エステート」は北島東部のホークス・ベイ地方にあるワイナリーです。
1997年に設立して以来、世界中で数々の賞を獲得。日本でも流通の多いNZワインの一つです。
ワイナリー名は、ローマ神話に出てくる酒の神バッカスの従者「シレーニ神」が由来。
シレーニ神は、「おいしいワインと食事、そして素晴らしい仲間(Good wine, good food, good company)」を楽しんだとされていて、シレーニ エステートもそれに習い、食事との相性を重視した、毎日飲んでも飲み飽きないようなワインづくりを目指しています。
また、ワイナリーの拠点を置くホークス・ベイ地方では赤ワイン用ぶどう品種を中心に栽培されていますが、白ワイン用ぶどう品種のソーヴィニヨン・ブランやリースリングなどは、NZ最大のワイン産地であるマールボロ地方で栽培されています。
おすすめのペアリング
リースリングの本場ドイツでの鉄板は、なんと言っても「川魚」。
川魚とリースリングは最強のペアとも言われています。
できれば川魚と合わせたいところですが、サーモンのような脂が乗っている魚でも十分合うと思いますね。
また、このような酸味と甘みのバランスが非常に良いワインには、魚介類、エスニック料理などもおすすめです。
焼き岩牡蠣
※写真は真牡蠣です
魚介類でおすすめなのが、夏が旬の大粒でジューシーな岩牡蠣。
生で食べるのが一般的ですが、炭火などで焼いても優しい旨味を引き出せます。
レモンはたっぷり絞ってくださいね。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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