シレーニ エステート セラーセレクション ピノ・ノワール 2019

レビュー日 | 2020.08.18 |
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地域 | ホークス・ベイ |
ワイナリー | シレーニ エステート(Sileni Estates) |
品種 | ピノ・ノワール |
収穫年 | 2019 |
香り | ベリー系のドライフルーツ、煮詰めたジャム |
アルコール | 12.5% |
シーン | おこパ、タコパに一本! |
購入先リンク | ▶エノテカ オンラインショップ |
希望小売価格 | 1,900円(税別) |


岩須
カジュアルに飲める、疲れない赤ワインです。ぜひ、お好みソースや照り焼きソースとあわせてみてください!
ピノ・ノワールとしてはちょっと濃いめの色合い。
これは、ニュージーランドをはじめとしたニューワールドによくあるピノの色ですね。
このワインの産地は、NZでは温暖なホークス・ベイ地方。
温暖な産地でつくられるワインは、アルコールのボリュームが高くなる傾向にありますが、このワインはアルコール度数12.5%と、赤ワインとしては低め。ディスクもそんなに厚くないですね。
アルコール度数を抑えるため、おそらく、早摘みのぶどうを使用しているんだと思います。
香りの第一印象は、ベリー系のドライフルーツ、ジャムやコンポートのような凝縮感のある香り。続いて、腐葉土やタバコのような複雑な香りも混ざってきます。
「華やかなピノ・ノワール」というよりは、落ち着いた印象ですね。
一口飲んでみると、フルーツ感はやや控えめで甘味も少なめ。ハーブのような、フルーツ以外の植物的ニュアンスを強く感じます。酸味は穏やかで、滑らかな舌触り。
典型的なNZのピノ・ノワールと比べるとフルーティーさは抑え目な印象です。
どちらかと言うと、みんなでわいわいカジュアルに飲むのに向いているワインだと思います。
前菜の肉料理にやや軽めのワインが欲しい時など、活躍しそうですね。
ワイナリー「シレーニ エステート」について
「シレーニ エステート」は北島東部のホークス・ベイ地方にあるワイナリーです。
1997年に設立して以来、世界中で数々の賞を獲得。日本でも流通の多いNZワインの一つです。
ワイナリー名は、ローマ神話に出てくる酒の神バッカスの従者「シレーニ神」が由来。
シレーニ神は、「おいしいワインと食事、そして素晴らしい仲間(Good wine, good food, good company)」を楽しんだとされていて、シレーニ エステートもそれに習い、食事との相性を重視した、毎日飲んでも飲み飽きないようなワインづくりを目指しています。
おすすめのペアリング
お好み焼き
ワインにあまり甘味がないので、お料理のソースに甘味があるものが合うと思います。
例えば、お好みソース、照り焼きソース、バーベキューソースなどがおすすめです。
なかでも、お好み焼はマヨネーズとの相性も良さそうです。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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