コノ マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2019

ハーブの清涼感と際立つ酸味が特徴の「コノ マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2019」のレビュー。非常にすっきりした味わいなので、さっぱり系のドレッシングのサラダや、シンプルな魚介のグリルにレモンをしぼって頂くのがよく合います。
レビュー日 | 2020.08.26 |
---|---|
地域 | マールボロ |
ワイナリー | コノ(Kono) |
品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
収穫年 | 2019 |
香り | 軽めのハーブ、柑橘系 |
アルコール | 12.5% |
シーン | 夏のバーベキューにキンキンに冷やしてどうぞ。 |
購入先リンク | ▶リカーマウンテン オンラインショップ |
希望小売価格 | 1,485円(税込) |


岩須
フルーツのニュアンスはやや控えめで、どちらかと言うと酸味が主体のワイン。リーズナブルなので、気軽に飲めるのが良いですね!
色は淡めのグリーンのトーン。透明感があり、典型的なニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの色合いです。
マールボロのソーヴィニヨン・ブランの典型的な香りといえば、グレープフルーツ、パッションフルーツ、ハーブなどがあげられます。
しかし、このワインにはそんなフルーツ香もあるんですが、それよりも青いハーブの香りをより強く感じます。
清涼感が強い、ライトなハーブの印象ですね。香り自体はそれほど強くありませんが、軽やかで心地のよいハーブの香りと、レモンやライムのような柑橘類を絞ったようなフレッシュな香りが楽しめます。
味わってみますと、他の一般的なマールボロのソーヴィニヨン・ブランとは、はっきりとした違いがありますね。
まず、酸味の強さです。香りで感じたようなレモンやライムのようなシトラス系のキリッとした酸味が特徴です。
そして余韻には、ほのかなイタリアンパセリやチャービルなどの心地よいハーブを感じます。
非常にすっきりとした味わい。甘さを感じない、ボーンドライなワインだと思います。
フルーツのニュアンスはやや控えめで、どちらかと言うと酸味が主体。酸味が効いたドレッシングが合いそうな料理を引き立たせるワインだと思います。
ワイナリー 「コノ」について
「コノ(KONO)」は、南島ネルソン地方に本拠を置くマオリ族の企業Kono NZ LPが手掛けるワイナリー。
マオリ文化の意思を継ぎながら、NZ最大のぶどう産地マールボロ地方や、ネルソン地方の厳選された畑から生み出される高品質なワインは、世界的に高い評価を受けています。
「KONO」のロゴは、4つパートに分かれたアルファベットの「K」が線で描かれています。
「線」は自然と人間の世界の接点であると考えられ、「4」という数字は、ニュージーランドの大地から四方向に吹き抜ける風が表現されています。
また「KONO」とは、マオリ族が伝統的なおもてなしをするときに使う、料理を盛るバスケットのことを指します。
マオリとしてのアイデンティティの中心にあるものは、思いやり、優しさ、おもてなし。
何よりも“人”を大切にするおもてなしの精神は、名前でも表現されています。
おすすめのペアリング
ペアリングは、グリーンサラダや、レモンやライムを絞った、魚介類を焼いただけのものもいいでしょう。例えば、イカの姿焼き、エビのグリルなど。
さっぱりと飲めるので、よく冷やして軽い前菜やシンプルな魚介料理と合わせるといいと思います。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています
- SNSフォローよろしくお願いします!
- Twitter ▶ @nzwinelovers
- Instagram ▶ bokumowine
監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
Facebook
Twitter