クラウディ ベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2020

「クラウディ ベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2020」のレビューです。NZワインを世に送り出した立役者として知られる「クラウディベイ」。 特別な日のパーティーや贈り物に最適な一本です。
レビュー日 | 2021.11.13 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | クラウディ ベイ(Cloudy Bay) |
品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
収穫年 | 2020 |
香り | レモン、グレープフルーツ、ドライハーブ |
アルコール | 13.5% |
シーン | ハレの日のお食事や、大切な人への贈り物に |
希望小売価格 | 4,257円(税込) |
購入先リンク | ▶ボクモワイン |


岩須
NZワインを世に送り出した立役者「クラウディ ベイ」のソーヴィニヨン・ブラン。 特別な日のパーティーや贈り物に最適な一本です!
ニュージーランドワインの生産量の約3/4をしめる、「ソーヴィニヨン・ブラン」。世界でも高い人気を集め、まさに「国の顔」と言える品種です。
そんな、世界に愛される「NZのソーヴィニヨン・ブラン」のパイオニア、それがワイナリー「クラウディ ベイ」です。
1985年、クラウディ ベイがリリースした1本のソーヴィニヨン・ブランが、イギリスで高い評価を受けたことをきっかけに、「NZのソーヴィニヨン・ブラン」は世界中のワインファンから注目を浴びることになりました。
そのワインの香りと味わいは、当時では唯一無二のもの。「世界が白に目覚めた1本」と称され、ワイン産地としてのNZを世界のステージに押し上げました。
このクラウディ ベイの成功なくして、現在の「NZと言えばソーヴィニヨン・ブラン」というブランディングの成功はなかったと言っても過言ではないと思います。
偉大なる功績ワイン、テイスティングしたいと思います!
外観は、少しグリーンがかった薄い色。
これはNZのソーヴィニヨン・ブランによくでる色合いです。
グラスを傾けると、少しトロッとしていて、旨味が強くアルコール度数の高いワインということがわかります。
グラスに鼻を近づけると、レモンやグレープフルーツなどの、強い柑橘系の香りを感じます。そして、パッションフルーツやパイナップルのような南国系フルーツの香り、さらに、青草やドライハーブの香りも心地よく香ってきます。
絶妙に混ざり合う、柑橘系とハーブの香り。
ずっと嗅いでいたくなるような、とてもいい香りです。
ひとくち味わってみると、まずレモンやグレープフルーツなどの柑橘系の果実の味が際立っていて、非常に爽やかな印象です。
この溢れる果実感、ここはまるで果樹園なのかしら〜!ってくらいです(笑)
きりっとした酸味がとても心地よいですね。この柑橘類を思わせる酸味こそが、NZのソーヴィニヨン・ブランの大きな特徴と言えます。
後からハーブのニュアンスもジンワリときて、余韻も長い。酸味とともに、ほんのり心地よい苦みが長く続きます。
香りと口に含んだときの圧倒的なフルーツ感は『これぞNZのソーヴィニヨン・ブラン!』といえる、代表的な香りと味わいです。
フルーツ感がしっかり感じられるとはいえ、ドライなワインなので、食事にもしっかり寄り添うバランスに仕上がっていると思います。
立役者として知られる「クラウディ ベイ」のこの一杯。今もなお、その美味さは健在です!
おすすめのペアリング
この素晴らしいワインは、記念日やお祝いなど、ハレの日の“美味しいお料理”と一緒に飲んでいただきたいですね。
はつらつとした柑橘の酸味があり、しっかりとしたコクもあるので、魚介類はもちろんのこと、チキンやポークを使った料理ででもバッチリです。
海老ときのこのアヒージョ
また、とんかつやカキフライなどの油分がある料理や、魚の塩焼きなど、最後にレモンをギュッと絞っていただく料理もおすすめです。
ロースとんかつ
白身魚の塩焼き
ワインのもつ柑橘の香りと味わいを生かして、最高のペアリングを楽しんでください!
ワイナリー「クラウディベイ」について
「クラウディ ベイ」はオーストラリアのワイナリー「ケープ・メンテル」の創業者デーヴィッド・ホーネン氏によって1985年に設立されたワイナリー。NZの巨大ワイン産地として知られるマールボロ地方に、もっとも早く根付いたワイナリーの1つです。
クラウディ ベイのソーヴィニヨン・ブランは、パッションフルーツやトロピカルフルーツなどのフルーツの香りと、ハーブや青草の香りが融合した、当時では唯一無二のもの。
マールボロの土地の特⾧をいかした、生き生きとしたスタイルは非常に個性的で「世界が白に目覚めた1本」と称され、NZワインの世界的地位を高めたワインとして高く評価されています。
現在は、「モエ・ヘネシー・ルイヴィトン」の傘下に入り、高品質のワインをつくり続け、NZワインの発展に貢献しています。
ちなみに、有名なシャンパーニュのメイカー「ヴーヴ クリコ」とパートナーシップを結んだことから、クラウディ ベイの名は一気に世界に広まったんですよ。
このワインはボクモワインでご購入いただけます。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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