モアナ ベイ ソーヴィニヨン・ブラン

レビュー日 | 2020.10.12 |
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地域 | マールボロ |
品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
香り | フルーツ、ハーブ、蜜 |
アルコール | 13% |
輸入元 | メルシャン |
シーン | 「今日もお疲れ様!」の平日にこの1本。ファミマの「お母さん食堂」と合わせましょう。 |
希望小売価格 | 817円(税別) |


岩須
コンビニで手軽に買えるNZのソーヴィニヨン・ブラン。清涼感があり、非常にシンプルな味わいです。NZワインの入門としてもおすすめですよ。
メルシャンが輸入している、「モアナ ベイ」のソーヴィニヨン・ブラン。
マールボロ産のぶどうが85%以上使われていますが、ヴィンテージ表記はありませんので、複数年のワインをブレンドしているんだと思います。
このワインは「バルクワイン」といって、ニュージーランドからバルクという大容量タンクで輸入されたワインを、日本で瓶詰めしたもの。
ファミリーマート限定で販売されており、日本全国にある“コンビニ”というルートによってNZワインを広く流通させるということが、このワインの大きな使命といえるでしょう。
NZワインに手軽にアクセスできるという、非常に画期的なワインの一つです。
このワインの特徴は、500ml入のボトルということ。
750ml入だちょっと多いという方も手に取りやすいですね。コンビニで気軽に買うワインとして、ユーザーフレンドリーなボトルサイズの選択と言えるでしょう。
特に白ワインは一度封を開けると風味が落ちがちですからね。
それでは、テイスティングしていきたいと思います。
外観は、NZワインらしい、非常に透明感のあるグリーンイエローの色合いです。
アルコール度数は13%あり、ほどよいディスクも。
若干、プチプチとした気泡が見えるので、若さを感じられるフレッシュなワインと言えるでしょう。
このワインは、500mlボトルに入って817円(税別)。一般的な容量の750mlに換算すると約1,220円くらいになります。
NZワインの中では、かなりお手ごろ価格です!
このワインもそうですが、これぐらいの価格帯のものはフルーツの香りが前面に出ているというよりは、フルーツとハーブの両方が優しく香るものが多い印象です。
ちょっと温度が上がってくると、少し甘い蜜のような香りも感じられますね。
口に含んだときも、NZのソーヴィニヨン・ブランの典型的なグレープフルーツ感、パッションフルーツ感は控えめ。どちらかというと、オレガノ、タイム、胡椒などのニュアンスの方が強いかもしれません。
NZの特徴がガツンと出てるワインではないですが、清涼感もあって非常にシンプルな味わいなので、NZワイン入門編にはよいかも。
このワインを気に入ったら、次は1,800〜2,000円ぐらいのソーヴィニヨン・ブランへ進んでみましょう。
価格をワンランクアップするとガラッと変わり、フルーツの香りがぐっと出てきます。NZ白ワインの最大の特徴は、やはりフルーツの香りですからね!!
このモアナベイを皮切りに、ぜひNZのソーヴィニヨン・ブランに挑戦してみてください!同じNZワインでも、香りや味わいの違いを感じられて、楽しみ方が広がると思いますよ。
おすすめのペアリング
せっかくなので、ファミマで売っているものとペアリングしてみましょう!(笑)
ファミマのお惣菜シリーズ「お母さん食堂」は、和洋中と豊富なメニューが揃っていて、けっこうおすすめなんです。
それにこのワインはフルーツ感があまり強くないので、さまざまな食事と合わせやすいと思いますよ。
鶏の旨塩焼き
ごま風味のごぼうサラダ
ほっけの塩焼き
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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