シレーニ エステート セラー セレクション スパークリング ロゼ

レビュー日 2020.11.11
地域 ホークス・ベイ
ワイナリー シレーニ エステート(Sileni Estates)
品種 メルロー
収穫年 ノンヴィンテージ
香り いちごキャンディ
アルコール 13.5%
シーン 焼き鳥パーティーに、これ一本。
購入先リンク ▶エノテカ オンラインショップ
希望小売価格 1,900円(税別)

岩須

華やかでちょっとリッチな気分になれる、ロゼのスパークリングワイン。シュワッとした刺激と、キャンディの甘味、ほのかな渋みがいい感じ。絶妙なバランスです!

シレーニ エステート スパークリング ロゼ グラス

このスパークリングワインは、ニュージーランドでは温暖な産地ホークス・ベイ産メルローからつくられています。濃いピンク色で、ぶどうの皮の影響をしっかりと受けていますね。

これはつまり、ある程度渋みの要素を持つロゼワインと推測できます。

香り…これはまさに、“いちごキャンディ”ですね。キャンディをなめている時の、あの鼻に抜けるようないい香りがします。非常に甘くて、華やかです。

香りだけでワクワクします!期待値が上がりますね。

味わい自体にも、キャンディのような甘みがあります。

これは日本の人にしか通じない表現かもしれませんが、「黄金糖」のような甘みです。すごくチャーミングで、懐かしい味わいですね。

黄金糖って、むかし駄菓子屋さんによくあった記憶がありますけど、みなさんはどうですかね?(笑)

ただ、そういうキャンディの甘味だけじゃないんですよね。甘味の後に、渋みがしっかりと舌を刺激して、甘さと渋みのバランスが素晴らしい。さらに、スパークリングのシュワっとした刺激もあり、なかなか面白いつくりのロゼワインだと思います。

キャンディの香りというのは、日本のぶどう品種である「マスカット・ベーリーA」や、ボジョレー・ヌーボーで有名なフランスの品種「ガメイ」にもよく出る香りです。

このワインをテイスティングしてみて、NZにもこのような香りと味わいのワインがあったのかと、嬉しくなってしまいました。特に、日本のマスカット・ベーリーAの香りに近いので、とても親近感がわくワインです。

おすすめのペアリング

焼き鳥 タレ

焼き鳥のタレ

“甘めの香り”とくれば、やっぱりこれ。「醤油とみりんとお砂糖で味付けした和食」がとても合うと思います。

特に「焼き鳥のタレ」ですね。このシュワシュワの清涼感と渋みは、お肉が持つ脂身と非常にマッチします。ちょっと油のある皮や、つくねもおすすめです。

「スパークリングワイン」について

スパークリングワインの製法は大きく分けて、

  • 一度つくられたワインを瓶内で二回目の発酵をさせる「瓶内二次発酵」
  • 一度つくられたワインを大型のタンク内で二回目の発酵をさせる「シャルマ方式」
  • 一度つくられたワインに炭酸ガス(二酸化炭素)を人工的に添加する「炭酸ガス注入方式」

があります。

「瓶内二次発酵」はシャンパーニュ方式とも呼ばれ、クラシカルな高級スパークリングワインの代名詞になっています。しかし小さな家族経営ワイナリーが多いNZでは、このシステムを導入するには、お金も手間もかかるため、採用しているワイナリーはあまり多くありません。

ただ、「気軽にリーズナブル路線のスパークリングワインが飲みたい」という需要は世界中にあります。

今回レビューしたシレーニのスパーリングシリーズは、「瓶内二次発酵」より手間やコストのかからない「シャルマ方式」でつくられており、手にしやすい価格でスパークリングワインを楽しむことができます。

また、このシャルマ方式は、ぶどうのフルーティーな香りが残りやすいため、アロマティックなぶどう品種をスパークリングワインにする際によく用いられます。

便利な再栓可能スクリューキャップ「ゾーク」

シレーニのスパークリングシリーズは、NZでもまだ珍しい再栓可能スクリューキャップを採用していることが特徴です。

このワインキャップは「ゾーク栓」といって、オーストラリアのZORK社が開発したもの。

ゾーク

下側にあるミシン目にそってぐるぐるっと剝きとり、ぎゅっと上に引っ張るだけで抜けるので、非常に簡単で便利です。

スパークリングワインの開栓って難しいイメージがあると思いますが、このキャップなら、特別な技術やコツはいりません。アウトドアにもぴったりです。

再栓すればしっかり密閉され、1〜2日は保存可能。

スクリューキャップばかりの国NZらしい、合理的なキャップです。

ワイナリー「シレーニ エステート」について

「シレーニ エステート」はNZ北島東部のホークス・ベイ地方にあるワイナリー。

1997年に設立して以来、世界中で数々の賞を獲得。日本でも流通の多いNZワインの一つです。

ワイナリー名は、ローマ神話に出てくる酒の神バッカスの従者「シレーニ神」が由来。

シレーニ神は、「おいしいワインと食事、そして素晴らしい仲間(Good wine, good food, good company)」を楽しんだとされていて、シレーニ エステートもそれに習い、食事との相性を重視した、毎日飲んでも飲み飽きないようなワインづくりを目指しています。

▶シレーニ エステート公式サイト

この記事の筆者

NZワインラバーズ編集部

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NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

NZワインラバーズ編集部

岩須 直紀
ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
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