インヴィーヴォ グラハムノートン ピンクデザイン ロゼ

レビュー日 | 2020.11.26 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | インヴィーヴォ(Invivo) |
品種 |
ピノ・グリ ソーヴィニヨン・ブラン ピノ・ノワール |
収穫年 | 2018 |
香り | ラズベリー、ライム、イタリアンパセリ |
アルコール | 12.5% |
シーン | 色んな食材が揃うホームパーティーに。 |
購入先リンク | ▶サザンクロス ワインクラブ |
希望小売価格 | 2,200円(税別) |


岩須
白ワインに近いフレッシュな味わい。最後に残るほんのりとした苦みもたまりません。
ヨーロッパでは、ロゼワインを作るときに、赤と白をブレンドすることは法律で禁じられていることが多いのですが、ニュージーランドはOK!ブレンドで作られたこのワインを飲むと、「もともとのワインが良ければ、ブレンドしてもやっぱり美味しくなるんだ」と、気づかされます。
現在流行しているロゼワインは、やや薄い、ほのかなピンク色のものが主流です。このワインもそんな世界的な潮流にのった外観ですね。美しいサーモンピンクです。
香りは、色から連想されるようなラズベリーやいちごなどのフレッシュな果実の香りに、柑橘系の香り、さらにイタリアンパセリのような優しいハーブの風味もあって、とても爽やか。原料となっている白ワインの品種、ピノ・グリとソーヴィニヨン・ブランの両方の良い部分が感じ取れます。
味わいも、やや果実の雰囲気が強いですね。柑橘類のような酸味と、ベリーのフレッシュな味が心地よいです。最後に残るタンニンはごくわずか。この、ほんの少しのほろ苦さが、お肉料理の油分とマッチしそうです。
ロゼワインは、驚くほど幅広い食事に合わせられるので、「万能のワイン」と言われます。特にこのワインはフレッシュ感が強いので、新鮮な野菜をたっぷり使ったサラダから、シンプルな魚料理、鶏肉や豚肉をさっぱりといただく料理、中華料理やエスニック料理まで、幅広く合わせられると思います。
いろんな料理が並ぶ、ホームパーティーや持ち寄りパーティーにもおすすめですし、ピクニックなどのアウトドアシーンにもよく似合うワインです。
おすすめのペアリング
いろんな食事に寄り添う「困ったら1本」のこのワイン。
ぜひ常備しておきたいですね。
合わせるのが難しそうな、中華やエスニックでもこのワインがあれば大丈夫!
中華バイキングや…
エスニック料理などにもおすすめ!
ワイナリー「インヴィーヴォ」について
「インヴィーヴォ」は、Tim Lightbourne(ティム・ライトボーン)とRob Cameron(ロブ・キャメロン)の二人により2007年に設立された、ワールドクラスのワインを生産するワイナリーです。
ラテン語である「インヴィーヴォ」とは英語で「In life」という意味。インヴィーヴォの理想は、革新的かつ現代的な取り組みで「人生の喜びを分かち合うワイン」を世界に届けることです。
そんな理想をもつ彼らは、2008年の発売以来ビジネスを急速に成長させ、非常に短期間で世界に認められるワイナリーになりました。
クリエイティブなマーケティングが評価され、NZワイン産業においてもっとも大きなイノベーションを起こしたワイナリーとして、150以上のメダルと多くのトロフィーを獲得しています。
2015年にはNZのワイナリーとして初めて、クラウドファンディングでの資金調達に成功。NZワイン界に新たな道を示したことでも評価されています。
また、著名人とのコラボレーションワインも話題に。今回レビューしたワインもその一つです。
このロゼワインは、コメディアン・俳優・司会業などでよく知られる「グラハム・ノートン」が個人的にブレンドした「Graham Norton Wines」シリーズで、人気を集めています。
さらに、2019年にはアメリカの女優・デザイナーでありワイン愛好家の「サラ・ジェシカ・パーカー」とパートナーシップを結び、“Invivo X Sarah Jessica Parker Sauvignon Blanc”を発売。こちらも大変注目を浴びています。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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