クラウディ ベイ ペロリュス

レビュー日 | 2020.12.22 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | クラウディ ベイ(Cloudy Bay) |
品種 |
シャルドネ ピノ・ノワール |
収穫年 | ノンヴィンテージ |
香り | ブリオッシュ、はちみつ、りんご |
アルコール | 12.5% |
シーン | お祝いの席にこの1本。どんな食事でもござれ! |
購入先リンク | ▶楽天市場 |
希望小売価格 | 3,870円(税別) |


岩須
NZの名門ワイナリー「クラウディ ベイ」がつくる、本格的なスパークリングワイン。しっかりしたフルーツ感がある、NZらしい一本です。
伝統的なシャンパーニュ製法でつくられた、マールボロ産の本格スパークリングワインです。フレンチオーク樽で8ヶ月、その後瓶内二次発酵で24ヶ月熟成されています。
シャンパーニュと同じ製法のこのワイン。
さて、ニュージーランドではどのような味わいになるんでしょうか?
色味はイエローが強く、とても美しい外観です。
ガス圧もしっかりあり、きめ細かい綺麗な泡が立ち上ってきます。
このきめ細かい泡が、瓶内二次発酵でつくられたスパークリングワインの証です。
シャンパーニュの独特の良い香りは、パンの「ブリオッシュ」で表現されることが多く、このワインにもそんな香りが感じられます。バターをたくさん含んだ高級なパンを思わせるような、こんがりと香ばしい香り。
それから、はちみつ、ウッディなニュアンスもありますね。
リッチなクリーミーさを連想させる香りも感じられますが、全体の印象としては、よくあるシャンパーニュよりはややフレッシュ寄り。りんごのような新鮮な果実味が印象的です。
口に含んだときも、香りで感じられたような強い香ばしさがあります。それと同時に、程よい酸味とフルーティーさが感じられ、とても華やかな味わいです。
後味はドライで、さっぱり。アペリティフ(食前酒)にもよさそうですね。
伝統的なシャンパーニュ製法で作ると、NZでもこんな素晴らしいスパークリングワインができるんだなあと思いますね。
価格帯もシャンパーニュと同じくらいなので、普段シャンパーニュを飲んでる方が “たまには別のスパークリングワインも飲んでみたいな” という時にもおすすめです。
NZはやっぱり、フルーツの味わいを大切にしたワインづくりをする国。その特徴がよく出ているスパークリングワインだと思います。
おすすめのペアリング
シャンパーニュと同じく、食前酒から前菜、それからお肉料理まで、幅広く合わせられると思います。
お祝いの席に1本あるといいワインですね。
ワイナリー「クラウディベイ」について
「クラウディ ベイ」はオーストラリアのワイナリー「ケープ・メンテル」の創業者デーヴィッド・ホーネン氏によって1985年に設立されたワイナリー。NZの巨大ワイン産地として知られるマールボロ地方に、もっとも早く根付いたワイナリーの1つです。
クラウディ ベイのソーヴィニヨン・ブランは、パッションフルーツやトロピカルフルーツなどのフルーツの香りと、ハーブや青草の香りが融合した、当時では唯一無二のもの。
マールボロの土地の特⾧をいかした、生き生きとしたスタイルは非常に個性的で「世界が白に目覚めた1本」と称され、NZワインの世界的地位を高めたワインとして高く評価されています。
現在は、「モエ・ヘネシー・ルイヴィトン」の傘下に入り、高品質のワインをつくり続け、NZワインの発展に貢献しています。
ちなみに、有名なシャンパーニュのドン ペリニヨン、モエ エ シャンドン、ヴーヴ クリコもMHDの製品です。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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