フェルトン ロード リースリング バノックバーン 2020

レビュー日 2021.09.06
地域 セントラル・オタゴ
ワイナリー フェルトン ロード(Felton Road)
ワイン名 リースリング バノックバーン(Riesling Bannockburn)
品種 リースリング
収穫年 2020
香り 青りんご、ライム、はちみつ
アルコール 9.0%
シーン ワイン初心者の方にも、ワイン通の方にも。
購入先リンク ▶ボクモワイン
希望小売価格 4,730円(税込)

岩須

NZの名門ワイナリー「フェルトン ロード」による、非常に上質なリースリング。甘味と酸味のバランスはまさに秀逸。ワイン通の方だけでなく、ワイン初心者の方にも是非体験していただきたい「オフドライ」の味わいです!

動画のレビューはこちら

グラス02b

少し黄緑がかっていますが、色はとても薄く、日本酒のような透明感があります。

リースリングらしい外観です。

グラス01

グラスを傾けると、“ワインの涙”と言われるエキス分はあまり落ちてこず、さらさらっとしています。

このことから「アルコール度数が低いワインである」ということがわかります。

鼻をグラスに近づけてみると、まず強く感じるのは青りんごの香り。さらに、ライムやはちみつの心地よい香りが続きます。

また、ペトロール香(灯油やガソリンなどのオイル系の香り)もわずかに感じられます。複雑な香りに仕上がっていますね。

続いて、味わい。

甘い!うまい!

これはすごいですね〜!

アタックに少し甘い印象を受けるので、多くの人が「甘口ワイン」だと思うかもしれませんが、このワインはオフドライ(やや甘みのある中辛口)」の部類と言えるでしょう。非常にしっかりとした酸味があり、この甘さと酸っぱさのバランスはお見事です。

青りんご、柑橘類、はちみつのようなニュアンスが非常にまとまっていて、余韻が長く続きます。

アルコール度数が低い(9.0%)のにも関わらず、余韻が長い。たいへん上品な後味です。

リースリングという品種は、しっかりとした酸味があるのが特徴で、甘口から辛口まで幅広いスタイルのものがつくられています。代表的な産地は、フランスのアルザス地方やドイツなどですが、今では世界中で生産されている品種です。

ちなみに、ワインの「甘口」「辛口」というのは、ぶどうの特徴ではないんですよ。どんなぶどうでも甘口ワインも辛口ワインもつくることが出来ます。

「ワインにどれだけ甘みを残すか」は、「どんな味に仕上げたいか」という狙いによって、醸造家がコントロールしているのです。

ほんのり甘みがあって非常にエレガントなこのワイン。お値段も4,730円(税込)と少しお高目ということもあり、特別な日に開けていただきたいですね。

調和のとれた甘味と酸味、さらに複雑な要素も感じ取れるので、ワイン通が集まるパーティーにももってこいです。

また、ワイン初心者の方にも、こういった上質なワインをぜひ飲んでいただきたいですね。

このワインには、上級のNZワインならではの、とてもピュアな果実の味わいがあります。口当たりはソフトでありながら、しっかりとした酸味があり、全体が心地よい甘さに包まれたワインです。

きっと、ワインがそれほど得意ではない方でも美味しく飲んでいただけると思いますよ。

初心者の方こそ、こういった上質なワインに出会っていただきたいですね!もしかすると、とりこになってしまうかも!

おすすめのペアリング

ブルーチーズ×甘口ワインは、相性が良いことで知られていますが、このワインにも青カビチーズを合わせたいですね。

青カビチーズが入ったサラダや前菜などがぴったり合うと思います。

ブルーチーズと梨とクルミのグリーンサラダ

ブルーチーズ、梨、クルミのグリーンサラダ

それから、もう一つおすすめなのがアジア料理。

例えば、

  • スイートチリソースの「生春巻き」
  • 米麺の焼きそば「パッタイ」
  • ちょっとピリ辛のお肉と春雨の炒め物「チャプチェ」

などなど。ちょっとピリ辛なものや、パクチーのような香草も、非常に調和すると思いますよ。

料理 生春巻き

生春巻き

パッタイ

ワイナリー「フェルトン ロード」について

ワイナリー「フェルトン ロード」の起源は1991年。
ステュアート・エルムズ氏がセントラル・オタゴ地方のバノックバーンに「エルムズ・ヴィンヤード」という畑をおこしたことから始まりました。

その後、醸造家であるブレア・ウォルター氏を招き入れ、1997年にピノ・ノワールを初リリース。そのワインは瞬く間に世界中のワインファンを魅了し、世界最高レベルの評価を得るトップワイナリーになりました。

今では、世界のワインファンが認める有名産地になったセントラル・オタゴ地方ですが、フェルトン ロードこそがピノ・ノワールでこの地方に世界中の目を惹きつけたパイオニアです。

ブルゴーニュにならったブランドづくり

フェルトン ロード リースリング バノックバーン 2020表ラベル

非常にシンプルなデザインのラベルに大きく書かれているのは、

  • ワイナリー名:フェルトン ロード
  • 品種:リースリング
  • リージョン(産地):セントラル・オタゴ
  • ヴィンテージ(収穫年):2020

などの情報です。

そしてもうひとつ注目していただきたいのが、

  • Bannockburn(バノックバーン)

という、更に細かい産地(サブリージョン)の表記。

フェルトン ロードのワインは“どの畑のぶどうを使っているか”によって、ワインのシリーズが分けられてあおり、「同じ年」の「同じ品種」でも、「畑の違い」でいくつもの種類をリリースしているのです。

なぜなら、同じ産地でも畑ごとに違う土壌の個性があり、その個性の違いによってぶどうの出来、ワインの香りや味わいにも、違いが出るからです。

そして収穫される畑が限定されるほど、生産本数が限られるので「レアなワイン」となり、価格も上がることが多くなります。これは本場フランス、ブルゴーニュ地方で伝統的に行われてきたブランディングです。

NZの「グラヴィティ・フローシステム」の第一人者

自然の力を重要視したフェルトン ロードでは、すべての畑はバイオダイナミック農法により育成、より自然な醸造アプローチによってワインづくりをしています。

中でも注目したいのは「グラヴィティ・フローシステム」を採用していること。

これは、収穫したぶどうやワインを醸造する過程において、機械を使わずできるだけ自然の重力を利用するという手法です。

たとえば、ぶどうから絞られた果汁を醸造タンクに移すとき、そのタンクが足もとよりも低い位置にあれば、液体は重力によって自然に下へ移動していきます。こうすることで、ポンプなどの機械を使わなくても移動が可能になるというわけです。

近年、世界中の先進的なワイナリーで採用されていますが、フェルトン ロードはNZの中でも早くからこのシステムを利用し、より自然そのままの、土地の個性を活かしたワインづくりを目指しています。

フェルトン ロード公式サイト

フェルトン ロード リースリング バノックバーン 2020裏ラベル

このワインはボクモワインでご購入いただけます!

この記事の筆者

NZワインラバーズ編集部
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NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています
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監修

NZワインラバーズ編集部
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
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