ダッシュウッド マールボロ リースリング バイ ヴァヴァサー 2019

レビュー日 | 2020.03.18 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | ダッシュウッド(Dashwood) |
品種 | リースリング |
収穫年 | 2019 |
香り | 青りんご、ライム、はちみつ |
アルコール | 11% |
シーン | ピクニックにこれ1本。食前酒としても。 |
購入先リンク | ▶楽天市場 |
希望小売価格 | 2,300円(税別) |


岩須
びっくりするくらいジューシー。飲み慣れていない方にもきっとウケる白ワイン!
外観は、透明に近いイエローグリーンの色合いで、とても若々しい印象です。
この薄い色の見た目から、さっぱりした味なのかなと想像します。
香りは、青りんご+はちみつのような、酸と甘みが調和したような香り。それからライムのようなシトラスの感じも心地よいです。
リースリングによく出ると言われる「オイルっぽいニュアンス」はほとんど感じません。
口に含むと、非常にフルーティーな青りんごの味わいが口いっぱいに広がります。
程よい酸味と心地よい甘み、それから香りから感じたようなはちみつのニュアンスがアフターに広がります。
親しみやすいジューシーな甘みが残るところが、このワインの特徴ですね。
アルコール度数が11度とやや低いので、さらっと飲めるのもいいところ。
それほどワインを飲み慣れていない方にもおすすめできるワインだと思います。
また、やさしい甘みと酸味があるので、カジュアルな食前酒としても活躍しそうです。
ワイナリー「ダッシュウッド」と「ヴァヴァサー」について
ダッシュウッドは、NZで名門ワイナリーとされているヴァヴァサーの兄弟ブランドのひとつです。
もともとアメリカのマーケットを意識して作られたブランドですが、今では国内外に広く流通し、日本でもカジュアル路線のマールボロワインとして知られています。
エチケットにもデザインされているシンボルマークは、NZのクリスマスツリーとして親しまれている「ポフツカワ」の花がモチーフになっています。
マールボロで生まれ育ったワインメーカーのストゥ・マーフェル氏は、地元の素晴らしい自然を後の世代にも残したいという想いから、いち早く太陽光発電、CO2の削減などに取り組んでいるという地元愛にあふれる生産者。
ぶどう畑をサステイナブル農法で管理し、環境に影響を及ぼすような工程をできる限り減らす、もしくは排除する努力を続けています。
今回レビューしたリースリングはダッシュウッドからリリースされていますが、ヴァヴァサーの醸造所、醸造長の手によってつくられたものなので、歴史あるヴァヴァサーの技術が駆使されたワインと言えるでしょう。
リースリングの特徴
リースリングはキリッとした強い酸味があり、青リンゴや灯油(ペトロール香)などの特徴的な香りを持つ白ワイン用ぶどう品種です。
極甘口〜辛口まで味わいのバリエーションは幅広く、個性豊か。
また、土壌の特徴をそのまま映し出す品種とも言われていて、産地ごとに大きく違った顔を見せてくれます。
おすすめのペアリング
フルーツサラダ
柑橘類やキウイなど、フルーツをたっぷりあえたフルーツサラダは相性ぴったり。とても爽やかです!
普通の野菜サラダであれば、すりおろしりんごやフルーツビネガーなどを使ったフルーティーなドレッシングが良さそうです。
モッツァレラなどフレッシュチーズが入ったものでも良いですね(ただし、カプレーゼはフレッシュトマトとワインの相性がいまいちなので、おすすめしません)。
レタスたっぷりのサンドイッチ
お野菜と軽めのチーズによく合うこのリースリングは、サンドイッチのお供にもおすすめ。
フルーティー感が強く親しみやすい味のワインなので、アウトドアやピクニックに持って行って、みんなとわいわい楽しんでみてはいかがでしょうか。
そのときはしっかりボトルを冷やすと、味わいがキリッと引き締まって美味しく感じるでしょう。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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