グレイワッキ ピノ・ノワール 2015

レビュー日 | 2019.10.23 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | グレイワッキ(Greywacke) |
品種 | ピノ・ノワール |
収穫年 | 2015 |
香り | 熟したフルーツ、じっくり煮詰めたブラックチェリー・ラズベリー・プラムなど |
アルコール | 13.5% |
シーン | 特別な日にじっくり味わう「ごちそうワイン」 |
購入先リンク | ▶楽天市場 |
希望小売価格 | 6,740円(税別) |


岩須
マールボロを知り尽くした人物が作り出す、力強くてフルーティーなピノ。特別な日におすすめしたい一本。
マールボロ産のピノ・ノワールは、やや力強くてフルーティーなタイプが多いのが特徴です。
このグレイワッキをつくるのは、マールボロで40年近くワインをつくっているケヴィン・ジュッド氏。マールボロという土地を知り尽くした人です。彼のピノ・ノワールは、この土地のスタイルである「力強くてフルーティーなピノ」を見事に表現していると言えるでしょう。
色は、ピノ・ノワールにしては濃さがあります。ややダーク系の赤。
香りは、熟したフルーツのニュアンスがあり。ブラックチェリーとラズベリーとプラムをじっくり煮詰めたような感じ。
口に含むと、滑らかさを持った旨みが一気に広がります。全体的にフルーティーさが優位なんだけど、果実以外の複雑な旨みもしっかり。味の厚みを感じます。喉を過ぎると、樽由来のバニラっぽさが鼻に抜けて心地よいです。
ペアリングにはラム肉のブラウンシチューがおすすめ。薄切りのラムをガーリック醬油炒めにしてもバッチリあいそう。ラムはもちろんニュージーランド産ね。
ピノ・ノワールの特徴
ピノ・ノワールは、エレガントで繊細な味わいが特徴。
世界中で大変人気のある品種で、代表的な産地であるフランスのブルゴーニュ地方ではピノ・ノワールを使用した数々の高級ワインが生み出されています。
また、ニュージーランドではセントラル・オタゴ地方、ワイララパ地方のマーティンボロで名声を築いた品種でもあり、世界のワイン評論家や愛好家からも高い評価を得ています。
ワイナリー「グレイワッキ」について
グレイワッキ(GREYWACKE)はケヴィン・ジュッド氏が2009年に始めたワイナリーです。
彼は、ソーヴィニヨン・ブランで世界を虜にしたあのワイナリー、「クラウディ・ベイ」で創業当初よりワインづくりに携わってきた人物。
クラウディ・ベイで養った技術や信念を活かし生み出されたワインは、すでに世界中で高い評価を得ています。
また、彼は写真家としても活躍しており、ニュージーランド全土のぶどう畑を1冊にまとめた写真集や、ワイナリーで飼っている犬の写真を集めた写真集を出版しています。
おすすめのペアリング
ラム肉のブラウンシチュー
赤ワインとトマトでコトコト煮込んだラム肉のシチューは「ごちそうワイン」にぴったりの一品。
味の厚みがあるワインだからこそ合わせたい、濃厚なシチューです。
ラム肉のガーリック醤油炒め
薄切りにしたラム肉をさっと炒めて、ガーリック醤油で仕上げます。ガリっと挽いた黒胡椒とあさつきがあればなお◎。
とっても簡単な一品ですが、特別な日のディナーやおもてなしの一品にもおすすめです。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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