シレーニ ヌーヴォー ソーヴィニヨン・ブラン 2020

レビュー日 | 2020.07.09 |
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地域 | ホークス・ベイ |
ワイナリー | シレーニ エステート(Sileni Estates) |
品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
収穫年 | 2020 |
香り | グレープフルーツ、パッションフルーツ、ピーチ、マンゴー |
アルコール | 12.5% |
シーン | 「ニュージーランド・ヌーヴォーを飲む会」で!アウトドアにもおすすめです。 |
購入先リンク | ▶エノテカ オンラインショップ |
希望小売価格 | 1,900円(税別) |


岩須
南半球からいち早く届いた、2020年のニュージーランド・ヌーヴォー! NZのソーヴィニヨン・ブランの王道の味わいを、さらにフレッシュで軽やかに飲みやすくした一本。キンキンに冷やしてゴクゴク飲めるようなスタイルのワインです。
白ワインの中でもかなり透明感のある外観です。まるで日本酒のようですね。
ほんのりグリーンのトーンがある、淡い色合い。これは若いワインにみられる特徴です。
香りはグレープフルーツ、パッションフルーツなど、NZのソーヴィニヨン・ブランの典型的な香りがあります。ハーブの香りはあまり感じないですね。ピーチやマンゴーなどの華やかな熱帯フルーツの香りもありますが、全体としては穏やかな印象です。
口に含むとフルーツの凝縮感があり、これぞNZワイン!というジューシーな味わい。
NZのソーヴィニヨン・ブランのアルコール度数は12.5%〜13.5%のものが多く、このワインは12.5%。やや抑え目と言えます。
飲み口はややライト。早摘みのヌーヴォーということで穏やかな酸味があり、それに加えフルーツのジューシーな甘味と、はちみつのような蜜っぽさもあります。非常にバランスの整った、酸味と甘味です。
また、余韻の中にグレープフルーツの皮のような苦味もあっていいですね。
さらに、鉱物を感じるさせるようなミネラル感がワインに奥行きを与えていて「さすがシレーニ!」と思わされます。
そして、なんといってもこの超おしゃれなラベル。とても華やかな気分を味わえるので、みんなで飲むパーティーにぴったりですよね。
また、多くの方はヌーヴォーがこんな夏に飲めることを知らないんじゃないでしょうか。
まだまだNZヌーヴォーの存在は知られてないので、「実はこんなのがあるんだよ」と参加者をちょっとびっくりさせるような演出もできそうです。
是非今年は「ニュージーランド・ヌーヴォーを飲む会」を楽しんでみてください!
ワイナリー「シレーニ エステート」について
「シレーニ エステート」は北島東部のホークス・ベイ地方にあるワイナリーです。
1997年に設立して以来、世界中で数々の賞を獲得。日本でも流通の多いNZワインの一つです。
ワイナリー名は、ローマ神話に出てくる酒の神バッカスの従者「シレーニ神」が由来。
シレーニ神は、「おいしいワインと食事、そして素晴らしい仲間(Good wine, good food, good company)」を楽しんだとされていて、シレーニ エステートもそれに習い、食事との相性を重視した、毎日飲んでも飲み飽きないようなワインづくりを目指しています。
また、シレーニ エステートのソーヴィニヨン・ブランには通常マールボロ産のぶどうが使用されていますが、このヌーヴォーにはホークス・ベイ産のぶどうが使用されています。
おすすめのペアリング
軽く汗をかくような、アウトドアでもおすすめしたいこのワイン。塩味がきいたお料理や、サラダと合わせてみてください。
サラダであれば、特に青野菜との相性が良いでしょう。例えば、グリーンカール、ロメインレタス、クレソンなど。少し苦味のあるものがおすすめです。
シーフードサラダ、サラダチキンなど
シーフードが苦手な方は、豚しゃぶ、鶏胸肉などを入れてもOK。
フレッシュなオリーブオイルをかけて、塩をきかせてみてください。
マールボロ産の「シーソルト」もおすすめですよ!
とにかくサラダなど、ぱぱっと作れるものがおすすめ。コンビニでカット野菜とサラダチキンを買ってきてもいいかもしれません。是非カジュアルに楽しんでくださいね。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆しています。
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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