シレーニ エステート セラーセレクション ソーヴィニヨン・ブラン 2019

ハイコスパで常備しておきたいNZワイン「シレーニ エステート セラーセレクション ソーヴィニヨン・ブラン 2019」のレビュー。柑橘系の爽やかな香りがあり、酸味と甘味のバランスが非常に良い、ボリューム感のある白ワインです。
レビュー日 | 2020.07.21 |
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地域 | マールボロ |
ワイナリー | シレーニ エステート(Sileni Estates) |
品種 |
ソーヴィニヨン・ブラン セミヨン |
収穫年 | 2019 |
香り | パッションフルーツ、グレープフルーツの皮の部分 |
アルコール | 13.5% |
シーン | 家に常備すべきNZワイン。 |
購入先リンク | ▶エノテカ オンライショップ(※ヴィンテージは異なります) |
希望小売価格 | 2,090円(税込) |


岩須
NZのソーヴィニヨン・ブランの典型的なスタイルを、分かりやすく伝えてくれている一本。この価格でこの味わいは、まさに「買い」です!
外観は、透明感のあるグリーンイエロー。これは典型的なマールボロのソーヴィニヨン・ブランの色合いです。
ディスクも非常に厚く、どっしりとした重厚感のある白ワインであることがわかります。
香りも、非常にマールボロらしいフルーツ感がしっかり出ています。
パッションフルーツ、グレープフルーツの皮の白い部分のような、ほろ苦さを連想するいい香り。
また、チャービルのような優しいハーブのニュアンスもあります。温度があがってくると、熟したパイナップルの香りも感じられますね。
味わいには、ハーブのニュアンスを伴った強いフルーティーさがあり、酸味と甘味のバランスがとても秀逸。濃縮感のあるソーヴィニヨン・ブランですね。
香りにはグレープフルーツの皮の部分のニュアンスを強く感じましたが、口に含むとジューシーな実の部分を連想させます。そこに、パッションフルーツやパイナップルのような熱帯フルーツのフレーバーが口いっぱいに広がります。
爽やかさがありつつも、非常にコクとボリューム感があるワインです。
さすが日本で大人気の銘柄「シレーニ」だけあって外しませんね。この価格帯でこの味わいはもう一言、「買い」ですよ!
デイリーワインとしてはちょっと贅沢かもしれませんが、こういう美味しいワインを定期的に飲んでいたら、自分の中の基準がぐっと上がると思います。
家に常備しておくと安心する、おすすめのNZワインです。
ワイナリー「シレーニ エステート」について
「シレーニ エステート」は北島東部のホークス・ベイ地方にあるワイナリーです。
1997年に設立して以来、世界中で数々の賞を獲得。日本でも流通の多いNZワインの一つです。
ワイナリー名は、ローマ神話に出てくる酒の神バッカスの従者「シレーニ神」が由来。
シレーニ神は、「おいしいワインと食事、そして素晴らしい仲間(Good wine, good food, good company)」を楽しんだとされていて、シレーニ エステートもそれに習い、食事との相性を重視した、毎日飲んでも飲み飽きないようなワインづくりを目指しています。
また、シレーニ エステートのソーヴィニヨン・ブランは、NZ最大のワイン産地であるマールボロ地方で栽培されています。
おすすめのペアリング
ボリューム感があるこのワインには、サッパリしたサラダよりも、ちょっと脂の乗ったお肉やお魚に合うと思います。
ほっけの塩焼き
シレーニの創設者グラエム・アヴリー氏も、和食との相性の良さを語っているということで、是非日本食と合わせてみましょう。
日本食の魚料理なら、ほっけの塩焼きが合いそうです。
ロースとんかつを塩レモンで
「意外と良いかも」のペアリングが、ロースとんかつ。
これくらいアルコールのボリューム感があるワインは、お肉の脂分とうまくリンクしそうです。塩+レモンのとんかつと合わせればバッチリ。
この記事の筆者

- NZワインラバーズの編集部です。ソムリエ岩須の監修の元、ニュージーランドやワインについての情報を執筆&編集しています
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監修

- ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
ボクモ(BOKUMO)
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