2ヶ月間の「準備中」

ソムリエブログ

お店の看板で、「準備中」ってありますよね。

「営業中」ではない時間に掲げてある、あれです。

あれって、おかしいですよね。

だって、夜中は寝てるでしょ。営業してない間がずっと準備中って、そんなわけないじゃん。

あきらかに準備の時間を長くみせようとしている。いくらなんでも、準備を頑張ってますのアピールが過ぎるでしょ。

あ、でも、ちょっと待って。

スタッフさんが、家に帰って、お風呂に入って、ご飯食べて、YouTube見て笑って、寝て、起きて、また店に出勤するのって、お店で最高のうどんを出すために必要な準備の時間と考えることも出来るか。

そのスタッフさんが、店にいないときに健康的な暮らしを送るのは、元気いっぱい働くための準備とも言える。

(なんで、うどん屋さんにしたかは、わからんけど)

そうか、そうですよね。

そのお店で働く人がどんな準備をしているか、もっと、ちゃんとこちらが想像すれば、「準備中の看板がおかしい」なんて言えないか。

いや、もしそうならば・・・

「皆さんに美味しいうどんを提供するために、ちゃんと睡眠時間をとって、健全な暮らしをしております。でもちょっとくらいYouTubeは見ますよ。パチンコにもたまには行かせてください。それも含め、健全な暮らしなんです。それがないと、息抜きできないでしょ。ストレスがたまったら、良いうどんは打てません。だから、プライベートの時間の充実も、ぜーんぶひっくるめて、美味しいうどんのための準備。この「準備中」というのは、そういう意味での準備中だからね!」

看板にそう書いた方が良い。

・・・僕は何を言っているのでしょうか。

すみません。今回のブログは、準備の話をしたかったのです。

なぜなら、そう、僕は、この2ヶ月間、準備中だったからです。

もう、まんぼうなのか、きんきゅーなのか、よく分からなくなってきましたが、とにかく、「酒を出す飲食店はヤメトケ令」が出たので、4/20から6/20まで、飲食店(ボクモ)の営業を休みました。

その間にやったことは、主にこの2つです。

1. NZワイン専門ショップ「ボクモワイン」の開店準備

本当にもう、これは準備の中の準備、これぞ準備です。

1月にやるぞ、と決め、免許が取れたらすぐにスタートしようと、スタッフ間で話し合っていましたが、あれもこれもと、やるべきこと&やりたいことが出てきて、まだ準備が続いています。

本当は、飲食店を休んでいるうちにオープンするのが、形としてはキレイだったかも知れませんが、それよりも優先させたのは、「納得する形でオープンするために、ちゃんと準備をすること」です。

もし、飲食店の営業をやりながら、ショップの準備をしていたら、時間が足りなすぎて、だいぶ中途半端な形になっていた可能性もあったな、と思うと、この休業の期間を開店準備に使わせてもらえたことは、ありがたかったです。

そして、オープンに先駆けて、クラウドファンディングをやりました。たくさんのご支援本当にありがとうございます。

クラファンって、終わってはじめて、ご支援いただいた方の名簿を確認できるシステムなんですけど、その200人以上の名前が書いてある名簿を見て、僕は体が熱くなりました。

もちろん、初めて見るお名前も多かったですが、それに混じって、常連さん、よくいらっしゃる方、名古屋じゃなくても気にしてくださっている方、前職で関わりのあった方などなどのお名前が。

お世話になった、あの方、この方の顔が浮かび、夜中にうるっとしてしまいました。思わず、「これ、走馬灯かよ」とつぶやいてしまいました。

以前このブログにも書きましたが、最初は、クラファンって「助けてください」をおおっぴらにやるやつだから苦手だなあと考えていました。

が、終わってみると、人の温かさを感じて、じーんとしております。ありがたいなあ、と思っています。やってよかった。

ご期待いただいているぞ。がんばれ俺。

合計220口のリターン、到着のご都合を伺いつつ、順次お送りしますので、しばしお待ちくださいね。

ボクモワインのオープンは、万端になったらこちらでお知らせします。

2. カズミナナ おやすみライブ

「カズミナナ おやすみライブ」とは、未来ある21歳のシンガーソングライター、カズミナナの弾き語りを、ボクモの店内からライブ中継する企画です。前回1月~2月の休業時もやりましたが、今回の休業でも毎週金曜日にやりました。

ナナちゃんは、僕がやっているボクモのスタッフ。スタッフとして、とても優秀なんですが、シンガーソングライターとしては、その100倍優秀。いや、それは身びいきが入ってるか。身びいきを差し引いたら、99倍は優秀です。

ライブは、8週間にわたって、毎週たくさんの方にオンラインでご覧頂き、今回の期間で、インスタライブとFacebookライブ、SHOWROOMの再生数を合計すると、のべ3,000回くらい見ていただきました。

まだそれほどライブ経験がなかった21歳の天才(ともう呼んでしまおう)が、この期間にライブの経験ができたことは本当に良かったし、また、ボクモがオープン以来ずっと取り組んでいる、「飲食+αの発表の場を作る」という活動を続けられたことも良かったです。

こないだリリースになったカズミナナのアルバムはこちらから購入できます。

その他いろんな情報もこちらから。

カズミナナ Nana Kazumi

彼女は、プロの音楽家として大きく羽ばたく前の「準備中」です。

飲食店で言うならば、今は、仕込みの様子を見ていただいている感じかな。


さあ、6/21(月)より、看板をくるっとひっくり返して、ボクモ(ワインバー)の営業を再開しています。当面の営業時間は、17:00~20:00。アルコール類は19:00までの提供です。

感染症対策はしっかりやります。CO2濃度センサーも導入して、換気量にも気をつけています。よかったら、いらしてください。

シェフの美味しい料理と、美味しいワイン揃えてまっています。

今週のワインとおつまみ

最近、NZワインショップ・ボクモワインのオープンにあわせて、いろんなNZワインを取り寄せたり、サンプルを頂いたりしています。そして、実際に試飲して、お店のラインナップを決めています。

そこで僕が大切にしているのが、料理のペアリングです。この休業期間は特に、自分で料理する回数を増やし、また、デパ地下やスーパーでお惣菜を買ってきたりして、新入荷するワインにこれがあう、とか、意外とそうでもない、とかいろいろと食事との相性を試しました。

よって、食べてばかり。ちょっとポチャってきた。

我らがワインショップで力を入れていることのひとつが、送る全ワインに、推奨するペアリングなどの情報を書いたワインカードを同封することです。

届いたワイン+ワインカードで、あわせる料理を決めて欲しい。そして、ワインに良きおつまみが加わることで、満足度が爆上がりすることを感じて欲しいのです。

そういう理由から、僕は、ボクモワインでワインを買ってくださるお客さまの代わりに、あれこれペアリングを試して、結果ポチャっているのです。

苦しい言い訳・・・

さて、今回はそんなボクモワインのラインナップの中でも、これはヒットの予感!?というものをご紹介します。

Wine Portfolio(HAWKES BAY)
Mimi
Methode Traditionnelle NV

ワイン ポートフォリオ(ホークス・ベイ)
ミミ
メトード トラディショネル NV

ぶどう品種:ピノ・ノワール51%、シャルドネ39%、ピノ・ムニエ10%

ミミスパークリング

スパークリングワインです。それも、とびっきりのフルーツ感のあるスパークリング。はじけるリンゴ感。もしかすると、「これはシードルですよ」と言って出したら信じる人もいそうなくらい、リンゴのニュアンスが強いです。そして、ほんのり甘い。

キンキンに冷やして、晴れた日に飲んだら最高なやつです。ワインを飲み慣れていない人にこそ、飲んでいただきたい泡です。

しかも、製法はシャンパーニュと同じなので、泡のきめ細かさは申し分ない。たまりません。

あわせてみたのは、これ。

パッタイ

タイ料理の「パッタイ」。タイ風焼きそばと言えばいいのかな。

ナンプラーの複雑な旨みと、ワインの旨みが呼応します。あと、パッタイはちょっと甘めな料理なので、このワインのほんのりとしたフルーツ感がよくマッチしました。

パッタイは、今回はじめて自分で作ってみましたが、案外難しくないです。

こういう味わいって、ソーヴィニヨン・ブランとか、リースリングにもあいそうだなあ、とわーっと想像が広がりました。楽しい。

今後、ワインとのペアリングを考えるときに、準レギュラーくらいに入れてみようかな。

いや、待てよ。パッタイって米麺だけど、麺は麺だな。糖質だな。

また、ポチャってしまう・・・

ダイエット?ええ、そりゃもちろん、準備中ですとも。

この記事の筆者

NZワインラバーズ編集部
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
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当サイト「ニュージーランドワインラバーズ」は一般社団法人日本ソムリエ協会認定ソムリエで、飲食店「ボクモ」のオーナー岩須直紀が全記事を監修、一部執筆しているNZワインの専門サイトです。


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