僕らのストレッチ目標

おかげさまで71日に、NZワイン専門のオンラインショップ「ボクモワイン」を開店することが出来ました。

去年は、「コロナだなあ、嫌だなあ、厳しいなあ」とばかり思っていましたが、今年に入って、「やっぱりチャレンジしかない!ワインショップをやろう!」と決断し、45歳にして、また新たなスタートを切ることができました。

この場を借りて、スタッフの皆さん、応援してくださった皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございます。

7月は、奇しくも「ボクモ」が12年前にオープンした月です(ボクモのオープンは7/17)。

今年も去年に引き続き、どんちゃん騒ぎの周年イベントはできませんが(10周年のときはクラブクアトロでパーティーやったなあ、またやりたいなあ)、でも、来年からは「ボクモ」と「ボクモワイン」の周年企画を7月にダブル開催できると思うと、ちょっとワクワクします。

さて、ここ半年はずっと「ボクモワインをちゃんとした形でオープンすること」が目標だったわけですが、それが達成された今、新たな目標に切り替えなければなりません。

当然、「ボクモワインを軌道に乗せること」が、次に目指すものですが、それは達成必須だから、目標にしたらダメだと思います。

今の僕らには、昔、GEのジャック・ウェルチが提唱した「ストレッチ目標(頑張って背伸びしないと届かない目標)」が必要だと思います。わかりやすく言えば「夢はでっかく」です。

この店を将来どうしていきたいか。初期の今だから、縮こまらずに言っちゃえることかもしれないので、この際、つま先が地面にめり込むぐらい背伸びしてみたいと思います。

 

・目標1 日本でいちばんのNZワインショップになる

いきなり特大の風呂敷です。でも、「NZワインの認知度アップ」「NZワインで食卓を豊かに」を掲げている以上、ここは目指すべきかなと思います。まずは、「リピート率の高さにおいて日本一」から着手したいなと。それから「種類の豊富さにおいて日本一」も目指したい。現在、100種類のラインナップでスタートしましたが、1年後には300種類以上に増やしたいなと思っています。

・目標2 NZのワイナリーに取材に行く

これはマストな目標ですね。前回、NZに行ったときは、ソムリエの岩須目線でワイナリーを訪れましたが、今度は、ワインショップ経営者の岩須目線も加えて、いろいろ見て回りたい。そして、現地で得られた情報を、なるべくわかりやすく日本で伝えたい。はよコロナ明けてくれ!

・目標3 NZワインイベントを開催する

ボクモワインの認知度が上がって、買ってくださるお客さんが増えたら、今度は、それをオンラインではなくて、リアルなイベントという形に展開したい。

コロナ前、NZワインのインポーターさんを集めるイベントは、毎年東京で行われていました。僕は毎年参加させて頂いていて、とても楽しかった。勉強になりました。

ただ、もし僕がやるなら、ストイックなワインイベントも良いけれど、音楽などのエンターテインメント要素を入れて、複合的な楽しみ方ができるイベントがいいな。

もともとイベントを作るのが大好きなので、これは僕に向いている部類の目標かな、と。

・目標4 オリジナルプロダクトを作る

NZワインにまつわるグッズを作ってみたい。NZワインにあう食品?缶詰?ワイングラス?ソムリエナイフ?保冷バッグ?まだ、アイデアフラッシュの段階ですが、せっかく通販サイトを作ったのだから、「これはうちのオリジナルです」という製品を売りたい。

たぶん、どこかの企業とのコラボがいい。今のうちから製品と企業を探しておくことにしましょう。

・目標5 ゼスプリさんと仕事がしてみたい

ご存じ、NZのキウイフルーツのブランドとして知られるゼスプリ社。僕が知る限り、日本で最も広告宣伝費用をかけているNZ資本の会社だと思います。

キウイブラザーズを使ったCM、僕はかなり好き。「美味しく食べてヘルシーに」というメッセージが明確に伝わってきます。

その刷り込みのおかげで、我が家の食卓にもキウイは頻繁に登場しています。

具体的には、タイアップかな。NZワインとキウイフルーツを使ったカクテル「NZワインクーラー」を考えたので、これをいっしょに広められたら嬉しいなあ。

 

・・・とまあ、こんな感じ。

今回のブログ、オチもなく、ただただ、僕が広げた風呂敷の柄だけをお見せする形になってしまい、なんだかすみません。

とにかく、言いたかったのは、「開店できました、ありがとうございます。」と、

「これからまだまだ頑張りますのでよろしくお願いします。」

です!

今週のワインとおつまみ

WINE POTFORIO Mansfield & Marsh Methode Traditionnelle NV HAWKES BAY

ワインポートフォリオ マンスフィールド & マルシュ・メトード・トラディショネル ノンヴィンテージ ホークス・ベイ

ワインポートフォリオ マンスフィールド & マルシュ・メトード・トラディショネル ノンヴィンテージ ホークス・ベイ

じめっとしたシーズン~夏にかけて大活躍するスパークリングワイン。シャンパーニュと同じくシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエをブレンドした、瓶内二次発酵の泡です。残糖は12g/ℓ。シャンパーニュで言うとギリギリ辛口(Brut)です。

(このワイン、ボクモワインでも取り扱っております)

▶ マンスフィールド & マルシュ メトード トラディショネル NV | ニュージーランドワイン専門店 ボクモワイン

味わいは、レモンのようなキリッとした酸味がありつつ焼いたパンの香ばしさもあって、しっかりまとまったスパークリングの印象。爽やかで上品。ワンピースを着た夏のお嬢さん的なワインです(自分にしか分からない例え)。

キウイの話を書いておいて、なんですが、今は、桃のシーズン。ワインのおつまみでやりたくなるのは、これです。

桃生ハム

桃生ハム。

生ハムとフルーツの組み合わせは、メロンが定番ですが、桃もだいぶ良い感じになります。他には、いちごやイチジクも良い。もちろんキウイは言うまでもありません(以前このブログでも紹介しましたね)。

これを食べたあと、ワインを飲むと、泡の香ばしい香りが桃の香りといっしょになって鼻に抜けるので、まあ、たまりません。

口に残ったハムの脂と塩気、それから桃のジューシーな余韻が、ワインのドレッシングでさらに複雑な旨みに変化するのがわかります。たまりません。

あっという間にパクパク進みました。あと2個になって、写真を撮り忘れていることに気づき、慌てて小ぶりの皿にその2個を移して、最初から2個でした的な雰囲気で撮ったので、ごのざまです。

この記事の筆者

岩須
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
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