コロナ明け、こうなるかも予測

ソムリエブログ

「やまない雨はないですもんね」

「もうすぐ、トンネルの出口が見えるはずですよね」

「明けたら、また会いましょうね」

こんなメールの結びを、僕はこの2年間でおそらく30回以上使っているんじゃないかと思います。今日もそんなLINEを送りました。

・・・しかし、なかなか雨、やみませんなあ。

ワインショップ「ボクモワイン」はオンライン店舗なので、元気に営業中なのですが、ワインバーの「ボクモ」は、これで3度目?4度目?数えるのもため息がでますが、またもや休業しております。

でも、我々は雨が止むのを待っている間にこそ、やるべきことがあります。

それは、晴れの空を想像すること。

コロナが明けたら、いったいどうなるのか。特に、飲食店をとりまく環境はどう変わるのか。

時間だけはあるので、今日はちょっとそれを想像してみたいと思います。

題して・・・

「コロナ明けの飲食業界、こうなるかも予測!」

 

1)歓送迎会、同窓会、会社のパーティー、接待など、会食が急増して、どこの飲食店も潤う。

たぶんこれは間違いない。反動は必ず来ます。人間は集まる習性をもつ動物です。集まってご飯を食べ、お酒を飲むことの価値、この2年でみんなが再認識しています。

よく、「会社のめんどくさい飲み会は復活しない」と言われますが、たしかにそれはそう。でも、「会社じゃなく、もっと楽しい人たちと過ごす」に移行するだけだと思います。それって良い変化だなと思います。

「飲み会の良さってやっぱりあるよね」という声は、コロナ明けの一定期間、テーブルのあちこちから聞こえてくるはずです。

 

2)泥酔者が激増する。

これも間違いないと思います。実際、去年の12月中旬頃(名古屋では外飲みを復活していた人が多く見られた時期でした)、ド平日の地下鉄車内で、あーあ、な出来事を目撃し、僕はこれを確信しました。

同じ車両内で、2人が同時多発○ロ。さらに、その後乗ってきた人は、ベロベロ状態で椅子に座り込んだと思ったら、額から血を流している。どうしたよ、どこにぶつけたよ!もしかして喧嘩か!この車両、カオス過ぎるだろ!

・・・明らかに、外での飲み方を忘れてしまった人たちが、久々に痛飲して、大いにやらかした感じ。

コロナ明け、「リベンジ飲み」でやらかす人が出るのは想像に難くありません。

 

3)アルバイトスタッフ、大いに不足する。

飲食業界は、今も人手不足ですが、コロナ明けはさらに深刻になる気がします。

コロナのせいで、飲食から離れてしまったアルバイトさんが数多くいます。そういう方が、需要回復とともに飲食に戻ってこればいいのだけれど、どうかなあ、と。泥酔者を相手にするストレスとかを考えると、ちょっと厳しそうだなあとも思います。

そう考えると、スタッフのためにも、お店で泥酔させない工夫、ちゃんとやらねば。あと、今いてくれるスタッフが働きやすい環境、もう一度見直して、ちゃんとつくろう。

 

4)ノンアル&低アル、いよいよ本格的なブームに。

泥酔はかっこ悪い。でも、飲み会の雰囲気は好き。アルコールもちょっとだけなら悪くない。コロナ明け、人が集まれるようになったら、そんなニーズが顕在化する気がします。

コロナ禍で発売になったアサヒの「ビアリー(アルコール分0.5%の炭酸飲料)」、相当売れているみたいですしね。外食でもあまり酔わないお酒がいい、という方はきっと増えると思います。

ノンアルや低アルのお客さんは、きれいにお店を使ってくれるので、飲み屋側も歓迎するムードになっていくんじゃないかなと思います。

もしかしたら近い将来、飲食店向けの「樽生ビアリー」なんてのも登場するかも?

 

5)インバウンド、どっと増える。

行き来が自由になったら、やっぱり海外からのお客さんはしっかり戻ると思います。日本の食べ物、飲み物、はやく味わいたい!と思っている海外の方、とても多いと思います。

うちの店ボクモも、外国語メニューはちゃんとしなきゃと思ってます。あと、古民家カフェの店長やっている友人に「今のうちに、全席にタブレット端末置いて、5カ国語くらいのセルフオーダーシステムを導入した方がいいよ」と口を酸っぱくして言っています(どうもオーナーさんがあんまり乗り気じゃないみたいですが)。

ほんと、「和」を売りにしている飲食の人は、今やった方がいいと思います。どっと増えたときに、スタッフが少なくても対応できるシステムを入れておいた方がいい。タブレットで注文なんて情緒がないと思ってるのはたぶん日本人だけかな、と。

 

6)アクリル板、大量廃棄が問題になる。

たぶん、これは飲食に限ったことじゃないと思いますが、あらゆる施設でアクリル板が必要なくなったとき、大量に廃棄されることが問題になるんじゃないかと思います。

「もしかしたら、次の感染症が来るかも知れないから、倉庫にとっておきましょう」なんて悠長なことを言っていられる店は少ないでしょう。ほとんどの店は、キッチキチのバックヤードでなんとかやり繰りしています。こんなにでっかい板、どこに捨てりゃあいいんだよ、とみんな頭を抱えると思います。

あ、そうだ!

誰か、コロナ後に「アクリル板回収業」をやったらいいんじゃない?お店まで、オフィスまで、不要なアクリル板を回収に行きます。費用はちょっとかかるけど、小さなものも、大きなものもぜんぶ、SDGsにのっとって、ちゃんとリサイクルいたします。なーんてやれば、いけそうな気も・・・。

 

7)「Zoom飲み会」、死語になる。

たぶん、なると思います。もしかしたら、もうなってるかも?

 

以上、独断と偏見による、コロナ後予測でした。

問題は、これを踏まえて、何をやるか。

そうだなあ。まずはノンアルと低アルの商品、探しておこうかな。

そうすれば、2の泥酔問題の解決にも繋がるかもしれないし、3のアルバイトスタッフの働きやすさにも関係してくる。

あくまでもニュージーランドワインがメインだけど、サブにもそそるドリンク、入れておくのが良さそう。これをご覧の詳しい方、もし、なにかいい感じのを知ってたら、教えてくださいな。

今週のペアリング

最近、僕の中でピノ・グリが熱いです。

この品種は、わりとマイナーなので、置いてある店はまだ少ないのですが、近年、ニュージーランドワインの中では存在感を示してきています。

味わいは「桃、すもも、洋梨っぽいフルーティーさがあって、酸味が穏やか。まろやかで、ものによってはほんのり甘みを感じる白ワイン」というところでしょうか。

このピノ・グリがなぜ僕の中で熱いかというと、「もしかしたら男性にもっとも愛されるワインなのではないか」という説を思いついちゃったからです。

ボクモワインの売れ筋のデータを見てみると、ピノ・グリを買ってくださっている男性、けっこう多いです。

それから、ボクモワインの中の人・佐藤さん(男性)は、一昨年あたりから、ピノ・グリを飲むようになったら大好きになり、今はすっかりハマってます。

さらに、先日、とあるライブで、昔からお世話になっている音楽業界の方(男性)にお会いしたのですが、その方、「最近、ピノ・グリ好きなんだよね〜」とおっしゃってました。あら!これは、点と点が線で繋がった感じ!?

そして、お会いした直後にボクモワインの「ソムリエおまかせセット」をオーダーして頂き、「ピノ・グリを入れてね」とのコメントを頂きました。新入荷したばかりのミーシャズ・ヴィンヤードのピノ・グリ、今頃楽しんでいただいてるかなあ。

とまあ、こういう感じで、僕の中では男性が好む白=ピノ・グリという図式が出来上がりつつあるのです。

NZのピノ・グリは酸味が穏やかでなので、もしかしたら、男性のほうが酸っぱい白ワインが苦手な方が多いのかも。

それから、ソーヴィニヨン・ブランはとても華やかだけれど、毎週飲むなら、もうちょっと穏やかなピノ・グリの方がいいということかも知れない。

あ、そうだ!

よし、8番目にこれを入れておこう。

8)コロナ後は、ボクモでみんなピノ・グリの良さに気づき、局地的にピノ・グリのブームが来る!

思い切り希望的観測ですが!笑

 

お薦めのピノ・グリはさっきも言いましたが、これです。

ミーシャズヴィンヤード “ドレス・サークル” ピノ・グリ 2019

ミーシャズ ヴィンヤード “ドレス・サークル” ピノ・グリ 2019

あわせたいのは、鶏肉料理か豚肉料理。

ボクモのメニューならば

「マスタードソースで食べる塩豚」です!

マスタードソースで食べる塩豚(明

うーん、はやく営業再開したい。

この記事の筆者

NZワインラバーズ編集部
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
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