ボクモワインで売れているもの

ソムリエブログ

今日はボクモワインの話。

ボクモワインがオープンして半年とすこし。まだまだ通販運営の初心者ではありますが、最近は、どんなアイテムが支持していただけるのか、ちょっとずつわかってきました。

ただ、僕が「売れ線商品だろうな」と思っていたものが案外売れていなかったり、「一応これも置いてみようかな」と思ったものが、驚くほどヒットしていたりもします。

やはり飲食店で面と向かってワインをご紹介するのと、遠く離れた方に通販でワインを選んでいただくのでは、だいぶ違うなあと思います。まだまだ研究が必要。

いつかは、その二つが融合して、ワインショップ併設のワインバーで試飲していただきながら、ワインを選んでいただく。バックヤードには通販のでっかい倉庫があって、そこから出荷、みたいなことができたらいいなあ。

やるなら、NZにあるセラードア(試飲直売所)みたいな郊外の路面店がいい。で、隣にはレストランもあって、マッスル、キングサーモン、ラム、ビーフ、パブロヴァのコースに、泡、ソーヴィニヨン・ブランピノシラー、甘口リースリングをあわせる、みたいな感じができたら、もう最高。妄想、膨らみます。

しかし、現実はまだそのだいぶ手前です。

NZワインファンを増やしていく、という僕らのミッションは、まだはじまったばかり。今はまだマニアックな存在のNZワインを、ちょっとでもメジャー寄りにしたい。バンドで言えば、全国ツアーやって、大型フェスに呼ばれるくらいの人気は欲しい。

そのためには、ちゃんとニーズを分析して、次につなげるという、地道な繰り返しが必要です。

まずは、今どんなNZワインが支持されているのか。これをしっかり知っておかねばなりません。

ということで、今日は、リニューアル後のボクモワインの売り上げランキングにお付き合いいただければと思います。

通販だと、こういうデータがさっと出るの、いいですね。

では3位からいってみましょう。

第3位

クラウディベイ ソーヴィニヨン・ブラン2021

なるほど。そう来たか、という感覚。

NZワインの中ではおそらく最も有名な銘柄と言えるでしょう。NZワインが世界に羽ばたくきっかけを作った功労者的存在。

通常価格¥4,257と決してお安くないので、なかなか上位に食い込むのは難しいと思いきや、抜群の知名度のおかげでトップ3の一角に入りました。そう言えば、贈り物でこのワインを、というご指定も多かったですね。

個人的には、ヴィンテージが2021ってのもそそるポイントかな、と。若いワインならではの超フレッシュな柑橘とハーブの香りがしっかりのっかっています。きっと満足度は高いと思います。

第2位

インヴィーヴォ X サラ・ジェシカ・パーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2020

NZのワイナリーとアメリカの女優サラ・ジェシカ・パーカーさんが組んでつくったワインです。

「ワイン好き有名人とのコラボ商品?ちょっとそそるかも?」と思って買ったら、「味も非常にキャッチー!リピート決定」そんな流れなんだろうなと思います。

ワインバーのボクモでは、お客さまの好みを大まかに伺い、実際に2〜3本のワインを目の前に並べて説明して選んでいただく、というスタイルをとっているのですが、このワインを入れると、かなりの確率でオーダーしていただけていました。通販でも人気なので、改めてワインの入り口って大事だなあ、と実感。「ちょっとそそる」部分をもっているワインが求められているなあ、と。

あと、通常価格2,750円と、NZワインの中では割と手が届きやすい価格帯なのと、ラベルがお洒落なのも人気の理由だろうなあと思います。

そして・・・

第1位

ソムリエおまかせセット 13,000円

おいおい、急にランキングとか言い出したと思ったら、これが言いたかったのかよ、とんだ手前味噌じゃないか!とお思いの方、・・・そうなんです。わたくし岩須が、お客さまのご要望にお応えしつつ、おすすめのワインを選ぶというセットが、いちばん売れたのです。

でもね、これは、へへーんぼくちん人気があるだろうって自慢したいわけでじゃありません。そうじゃなくて、多くのお客さまにとってはNZワインは「よくわからないアイテム」であり、「知ってる人におまかせした方がいい」と思わてれいるよ、という点が重要なのです。

わからないものは、水先案内人が必要ですよね。パソコンを買うなら詳しい店員さんに聞こう、とか、お花を贈るときは花屋さんに相談だ、とかそういうことです。

NZワインって魅力はありそう、だけど、なかなか選びづらい。白が多めがいいとか、赤のちょっと濃いのを1本入れて、とか簡単なリクエストを出して、あとはいい感じにまとめて欲しい。そんな方が、とても多かったというわけです。

そして嬉しいことに、このセットをはじめてからまだ1ヶ月くらいなのですが、すでにリピートしてくださっている方もいらっしゃいます。「前回の岩須さんのセレクト、最高でした!」なんてメッセージ欄に書いてくださったりして、もう、「そんなことを書いてくださるあなたこそ最高ですよ!!!」なんて思いながら、ニヤニヤしてセットを組んだりして、、、あれ?これ自慢?

・・・自慢になってますよねえ。すみません、ついつい承認欲求が漏れ出てしまいました。

違うんです、本当は、「おまかせのオーダーがいっぱいきたぞ、わーい」じゃなくて、「もっとお客さまにとって選びやすい形にしなきゃダメなんだ」っていう教訓を頂きました、ということが言いたいのです!

どんな説明文なら自分でも選びやすいか。どんな選択肢を用意したら選ぶ楽しさを感じて頂けるか。そこをしっかり考えて、ページの内容を改善していく必要があるのです!

決して、決して、「ソムリエおまかせが大人気」「前回の岩須さんのセレクト、最高でした!」を強調したいわけじゃないんですってば!

・・・でも、最高かあ、なかなか人生で言われない言葉だよなあ。ぐふふ嬉しいなあ。

いや、待てよ。もしかしたら、「なんだよ、おまかせにするんじゃなかったぜ。全然口に合わなかったじゃないかよ」と思ってる人だって、いるかもしれない。

そうだ。いちばん売れてるってことは、分母が大きいってこと。良いと思う方ばかりじゃない可能性も大いにある。

飲食店なら、お客さまの表情でだいたい「あら、失敗しちゃったかな」ってわかることも、通販だと顔が見えない。当然、リアクションをいただけないことの方がずっと多い。「岩須のセレクト、たいしたことないなあ」とぼやいてる方もいるかも知れないぞ。

そう思うと、急に背筋がピンとなります。「最高でした」の余韻をしがんでる場合じゃないですわ、わたくし。

今日もこの後、おまかせセットの内容決めをします。いただいたご希望に添えるよう、しっかり時間をかけて選ばせていただきます!慢心注意!!

今週のペアリング

今週は、シェフと二人でリニューアル後に使いたいお皿を見るために、愛知県瀬戸市に行ってきました。

やはり瀬戸物発祥の町。いい店だらけ、いい器だらけでかなり目移りしてしまいましたが、最後に行った業務用卸しのお店のラインナップに僕もシェフも惚れてしまって、採用決定しました。ただ、コロナの影響で窯がなかなか稼働できないそうで、もしかしたら納品は1〜2ヶ月先になってしまうかもとのこと。もちろん、待ちますとも。

さて、瀬戸と言えばご当地グルメの「瀬戸焼きそば」があります。まだ食べたことがなかったので、地元で評判だという店でテイクアウトしていただきました。

瀬戸焼きそば

ほほう。こんな感じなのか。ベースは醬油。具は豚肉とキャベツと紅ショウガだけ。豚肉を甘辛く煮た煮汁を使うのが流儀のようです。

ビジュアル的には濃そうに見えますが、そんなに濃い味つけではないです。たしかに、豚の旨みと甘さが全面に出ている感じです。

ふたりともあっという間に完食。肉増し・大盛りにしましたが、ちょうどよかった。美味しかったです。

帰りの車内で。

「あの焼きそば、ワインをあわせるなら、なんですかねえ」

「そうだなあ、あの甘い感じだと、ちょっと甘みを感じるマスカットベーリーAかな。」

もちろん、車なのでワインとあわせるわけにはいきませんでしたが、脳内でペアリングをシミュレーションするのは法律で許される遊びです。

「あと、ガメイや軽めのピノでも良いかも?」

「なるほど、良いかも!」

ふたりでやるとさらに楽しいです。

たぶん瀬戸焼きそばとNZワインのペアを考えるのは、世界初の遊びだと思いますが、NZワインとうまいことマッチさせるなら、これかな。

サイフリード ツヴァイゲルト 2014

サイフリード ツヴァイゲルト 2014

ピノよりもちょっと酸味が少なくて、コンパクトな美味しさ、みたいなイメージ。果実味が強くないので、醤油だれとの相性もよいかなと。

今度注文した器を取りに行くので、その時にテイクアウトで家に持って帰ってきて、あわせてみようと思います。

この記事の筆者

NZワインラバーズ編集部
岩須 直紀
ニュージーランドワインが好きすぎるソムリエ。ラジオの原稿執筆業(ニッポン放送、bayfm、NACK5)。栄5「ボクモ」を経営。毎月第4水曜はジュンク堂名古屋栄店でワイン講師(コロナでお休み中)。好きな音楽はRADWIMPSと民族音楽。最近紅茶が体にあってきた。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。
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当サイト「ニュージーランドワインラバーズ」は一般社団法人日本ソムリエ協会認定ソムリエで、飲食店「ボクモ」のオーナー岩須直紀が全記事を監修、一部執筆しているNZワインの専門サイトです。


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