Level 3のロックダウンが終了!Level 2への引き下げでビジネスが再開
2020.05.15
新型コロナウイルスの最高警戒レベルであるLevel 4のロックダウンを経て、すこしだけ制限が緩和されたLevel 3から約2週間、とうとう今日5月14日、Level 2への引き下げがスタートしました!
5月4日に初めて新規感染者0を記録して以来、その後もゼロ、または数人程度に抑えられており、現在は3日連続でゼロ。また、入院中の患者は2名、重症者は0。感染者の94%が回復したそうです。
もくじ
ビジネスのほどんどが再開!
映画館、ショッピングモールをはじめとするあらゆる店舗、レストラン、カフェ、理髪店・美容院、マッサージ、子供達の遊び場(公園)、ジムなど、ほとんどのビジネスが再開されました。
もちろん、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちつつ、衛生面に気をつけることが義務付けられています。
Covid 19 coronavirus: What’s open under level 2? (Level 2で再開されるのは?)
営業時間の短縮などがあるビジネスも多いようですが、働く人にとっても、利用する側にとっても嬉しいニュースですね。
Level 2の条件発表当初は、葬儀で集まれる人数を10人に制限を求めるとされました。これには国中から批判が殺到し、政府はこれを2日で撤回。50人までは集まりが可能とする決定をしました。
葬儀のあとには食事やお酒が振舞われるのが慣習ですが、これは禁止されており、式だけが許可されています。
Level 2でKiwiたちがもっとも楽しみにしていたこと
NZ HeraldではFacebookで、Level 2となるにあたって一番嬉しいことは何か、Kiwiたちの声を募りました。
Covid-19 coronavirus: Kiwis share what they are looking forward to doing in level 2
「とにかく髪を切りたい」「飲みに行きたい」など様々な声が聞かれましたが、誰もが楽しみにしているのは、自分の”Bubble”以外の家族や友人と再会すること!
Level 4の最高警戒レベルでは厳しいロックダウンが課され、自分が同居する人たちを指す”Bubble”以外との交流が禁止されていました。Level 3になり、自分の”Bubble”を少し広げることが許されたものの、それも1〜2人に止めることが求められていました。
Level 2への移行でこの”Bubble”の制限がなくなり、離れている家族や友人との再会も可能になりました。
ただし、葬儀以外で同時に集まれるのは10人まで。結婚式などは延期、または縮小を求められています。
国内旅行も可能に
Level 2で国内旅行が許されることになり、Air NZ(ニュージーランド航空)は早速国内線を再開。それに先立って、新しい取り組みについての動画を公開し、チェックインや搭乗時に、十分なスペースが取れること、チェックインの機械や機内の消毒を頻繁に行うことなどを説明しました。
早速、家族に会うために国内線を利用し、地元に帰る人たちの姿も見られましたが、便数が限られているせいか、大きな混乱は見られてない模様です。
Families reunite as air travel restarts under level 2(Level 2で飛行機での移動が可能に、家族と再会)
ロックダウン中は、離れた場所にいる人と全く会えなかったため、危篤状態の祖父に会いに行く女性の話などが紹介されています。
もうあと数日だろうという危篤状態の祖父が介護施設にいる女性はオークランドから飛行機でパーマストンノースに到着。施設側が面会を許可しない可能性が大きいものの、会いに行く努力はしたかったこと、そして家族のそばにいたい思いを語りました。
Level 2となり、経済が動き出すこととなったニュージーランド。ロックダウンの終了で再度感染が広がった他国の例もあるので油断は禁物ですが、今後状況がどうなって行くか、世界中から注目されています。
それにしても、外国人の入国が許されるのはかなーり先になりそう・・・